埼玉県には、「ややこしい地名」があります。
「ふじみ野市」と「富士見市」という似ている名前の市があるんです。
しかも、この2つの市はなんとお隣同士…?!
住民も混乱しており、市名をどうにかして欲しい!という要望も出ているようです。
しかし、なかなか協議は進まず、2005年にふじみ野市が出来て以来、ずっとこの状態のようです。
どうして、こんなことになってしまったのでしょうか?
富士見市とふじみ野市が紛らわしい！市名を変えてほしいと要望が！？
そもそも、どうしてこんな紛らわしいことになったんでしょうか?
実は、2000年代前半、富士見市・上福岡市・三芳町・大井町は、合併に向けての協議を進めていました。
当初、合併後の名称を「ふじみ野市」とする予定でしたが、住民による反対により、この合併自体が白紙になってしまいます。
その後、2005年に上福岡市と大井町の合併が決まり、その新しい市の名称に、「ふじみ野市」が採用されてしまったのです。
ですので、現在このエリアには、富士見市とふじみ野市という似た名前の市が存在しているんです。
しかも、さらにややこしいことに「ふじみ野駅」という駅が、富士見市内にあるんです…!
ボツになった市名を使われた富士見市側は、ふじみ野市という名称の撤回と変更を訴えかけました。
しかし、ふじみ野市側も「公募で決まった市名の変更は難しく、変更するつもりはない」と主張。
結局なにも変わらず、今に至っているようです。
いっそのこと！ふじみ野市と富士見市は合併する予定はある？
すでに決定してしまったふじみ野市という市名。
それが変更できないのならば、いっそふじみ野市と富士見市を合併させてしまっては?!という意見も出てきています。
しかし、こちらも現在は協議が進んでいないようです。
市の合併には、メリットとデメリットがあります。
市名は統一され、利便性は上がり、行政サービスも向上しますが、地域格差や住民の声が行政に届きづらくなるなどいろいろな問題点もあります。
市名がややこしいから、いっそ合併してしまおう!
…というように、簡単にはことは運ばないようです。
まとめ
埼玉県にある「ふじみ野市」と「富士見市」。
あとからできたふじみ野市に対して、富士見市側は、「ややこしいから市名を変えて欲しい」という要望を出しています。
しかし現状は、ふじみ野市側はそれを拒否しています。
また、合併案も出ていますが、デメリットを考えると、こちらもなかなか進まないようです。
さて、この2つの市は、一体これからどうなるんでしょうか?
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