皆さんのお家ではお盆に「迎え火」と「送り火」をしていますか?
私の家ではやってなかったのですが、どうやら習慣として行っている家も周りにはちらほらあるようで…。
調べてみると地域によって違いがあるそうですね。
そこで今回は「迎え火」と「送り火」が、地域によってどう違うのか、紹介していきたいと思います。
そうなのか!迎え火と送り火は地域によってどう違う?
まずは一般的な迎え火と送り火のやり方について紹介します。
迎え火
- 家の門口に、オガラを積み重ねておく。
- 新聞紙などに火を付けてオガラに燃え移らせる
地域によっては
- お墓にご先祖様を迎えに行く。
- お墓をきれいに掃除しておく
- お墓の前で迎え火をたく。
などがあるようです。
送り火
- 迎え火をたいたのと同じ場所で、オガラを積み重ねて火をつける。
送り火は地域によっては大きな行事やお祭りとして行っているところもあり、代表的なものが
- 京都の五山の送り火
- 広島の灯籠流し
- 長崎の精霊流し
などですね。どれも有名なお祭りです。
大きく分けると山と海になっており、その地形の特徴から違いが生まれたと思われます。
知っておこう!迎え火と送り火のやり方を曹洞宗ではどうするの?
さて、地域によって違いがある迎え火と送り火ですが、ここでは曹洞宗ではどうするのかということについて紹介します。
ちなみに曹洞宗とは禅宗の一派です。日本は仏教の宗派がたくさんありますがその中の一派ですね。
同じ宗派の方はぜひ参考にしてみてください。
迎え火
- 焙烙(ほうろく)とおがらを用意して、焙烙の中におがらを置いて燃やします。
送り日
- 迎え火と同様、おがらを燃やします。
- お盆中にお供えしたものを包んでまとめたものをお寺に持っていきます。
基本的には一般的な迎え火と送り火のやり方と同じです。
しかし同じ宗派でも、やはり地域によって差が出てくるので、心配であれば事前に確認をとることが望ましいと思います。
お盆に関する記事はこちら。
まとめ
今回は「迎え火」「送り火」の違いについて紹介しましたが、いかがでしょうか?
基本的なところは変わりませんが、地域によって特色があって面白いですね。
特に山側と海側では地形も環境も全く違うので、「迎え火」や「送り火」だけでなく、他の伝統行事なども特色がありそうですね。
こうした伝統行事は地域によって独自に発展していることが多いので、他の行事も調べてみると面白い発見があるかもしれません。