夜眠れない時に羊を数えると眠れる、とよく聞きます。
「羊が1匹、羊が2匹…」
あれ、動物の数え方って「1頭、2頭…」もあるよね?
羊は1匹でいいんだっけ?
そんなふとした疑問を持つ事もあるかも知れません。
日本語にはたくさんの数え方があるので、時々何が正しいのか分からなくなりますよね。
実際はそこまで細かく考えず、なんとなく使い分けているパターンが多いかと思います。
でもせっかくなのでこの機会に、正しい数え方について学んでみませんか?
大きさが判断基準!?羊の数え方は頭で間違っていない!?
動物の数え方には基本的に「匹」や「頭」ですが、その使い分けは以下のようになっています。
- 匹…人間が、一人で抱えられる大きさの動物
- 頭…人間が、一人で抱えられない大きさの動物
例えば同じ犬でも小型犬なら匹、大型犬なら頭という風に使い分けます。
動物の大きさが判断基準になっていたんですね。
そうすると羊の場合は?
子羊なら抱えられるけど、成長すると抱えられなくなります。
ですので子羊は匹、大人の羊は頭と数えるのが正しいのです。
ですがそこまで細かく考えず、大人の羊を匹と数えても間違いではないようです。
元々日本では、動物全てを「匹」で呼んでいました。
「頭」が使われるようになったのは明治時代の後半からで、その由来は英語から来ています。
英語では放牧した牛を頭で数える事から、「Head=頭」と数えるようになりました。
それが日本にも伝わって、そのうち「匹」と「頭」両方使うようになったのです。
眠りやすさが変わる!?寝るときの羊の数え方はどうすればいい?
寝る時に羊を数える時は、頭より匹で数える方が一般的です。
あまりこだわらず、自分が言いやすい数え方をしてみて下さい。
そもそもどうして眠る時に羊を数えるのか?
それは眠るという意味の「Sleep」が、羊という意味の「Sheep」に変化した、という説が有力です。
言葉に加え羊のほんわかしたイメージで、眠りを誘うリラックス効果を得られるからかも知れません。
英語に馴染みのある方なら、「One Sleep、Two Sleep…」と数える方が本来の言い方になります。
英語だといまいちイメージが掴みにくいなぁ…という方は日本語で大丈夫です。
数える事に集中するという単純作業自体が、リラックスして眠りを誘う効果がありますよ。
まとめ
羊の数え方について色々ご紹介しました。
これからは数える時にモヤモヤせずに済みますね。
羊を数える時の手助けとして、なんと専用の有線放送やCDまであるみたいですよ。
気になった方は、以下のサイトをチェックしてみて下さいね。
羊の数 有線放送
http://music.usen.com/channel/j53/
いずれにしても、大切なのはスムーズに眠る事。
ふわふわモコモコの可愛い羊をイメージして、癒されながらおやすみなさい…♪