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ロシアワールドカップが始まり、各国が予選の2戦目を戦う中、強豪国と呼ばれる国々が苦戦している様子がうかがえます。

  • 初戦で敗戦した前回王者のドイツ
  • メッシシステムの機能しないアルゼンチン
  • 40年ぶりに初戦勝てなかった王国ブラジル
  • 何とか勝った感じのフランスとイングランド
  • ポルトガルとスペインは同組で力の削ぎ合い

全く予想できない状況が続いています。

 

これから決勝トーナメントに進んでいくにつれ、どんな展開になっていくのかも気になりますが、

この大会全体を通じて今後のサッカートレンドの流れを感じれるように観戦するのも、ワールドカップの楽しみの一つです。

 

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ロシアワールドカップで気づいた点

まず今回のロシアワールドカップをテレビで観戦していて全体的に思うのは、セットプレーからの得点が多いことです。

その中でもVAR判定のPKが多いことが、今までの大会と大きく違っていると思います。

 

今までペナルティエリア内のファウルに関しては、わざとファウルをもらうようなシュミレーションとの見極めが大変難しく、

それによって生じるPKの有無は試合を左右する大きな要因となっていました。

 

それがVARの導入でファウルの様子がばっちりと確認でき、それまでは主審が見逃していたようなプレーでもPKが宣告されるようになりました

(PKではないと主審が判断した後にVARが覆したりする場面もありました。)

 

このVARの導入は賛否が分かれるところですが、

今後のサッカーのゴール前でのプレイそのもの有り方をを覆すようなものになるのではないかと個人的には感じています。

 

それから試合とは関係ありませんが、試合会場のスポンサー看板に中国企業の多いこと

特に『蒙牛』と『WANDA』が多すぎで、4年8年前の大会では目にしなかった光景に世界経済の情勢を垣間見ることができます。

 

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苦戦が続く強豪国とカウンター主体の流れ

今回のワールドカップでは初戦で敗れたドイツを始め、強豪国が苦戦している状況が続いています。

 

前回王者が活躍できないのはいつものことなのですが、

強豪国に対しての対戦相手の10人で守って耐え忍んで一発カウンターの戦術が顕著に見られ、

強豪国はDFラインとサイドでパス交換を多く繰り返す回数が多く、試合に面白味が欠けるのが残念です。

 

まあこういう構図は以前からずっと見られてはいたのですが、

何か今大会はその度合いが強い感じがあります。

 

またスペシャリストが少ないのも気になる点で、大会で活躍した国には生粋のドリブラーや、フリーキックのスペシャリストとかがいるものなのですが、

今大会ではそういった選手が少ないように感じます。

 

せっかくVARの導入などでフリーキックの機会が増えるであろうし、ゴール前を固められた相手に対してリスクを恐れずドリブルで仕掛けたりすればファウルを得られ、フリーキックのチャンスが生まれるでしょうでしょうが、

果敢にドリブルで切り込んで行くという選手が少なく思えます

 

そしてフリーキックにおいて、飛び道具としてとんでもないキックを繰り出す選手も見られないのも、さびしい感じもします。

戦術的な流れでそういった選手が少なくなってきているのはわかるのですが、面白みに欠ける点だとは思います。

 

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それでも活躍するスター選手の凄味

今大会では試合の最後の土壇場で勝負が決することが多くあり、その最後のプレーに各国を代表する選手が絡むことが多く、

超一流選手が決める華麗なゴールではなく、気合でゴールをこじ開ける姿は自国のプライドを象徴するようで、

チームの士気を上げるものとなっていると思います。

 

イングランドのケイン、ブラジルのネイマール、ドイツのクロースの試合終了直前のゴールは、それを象徴する一撃だと思います。

また対照的に、これぞスター選手!と思わせる活躍をする選手もいます。

 

ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドは、クロスに合わせる能力と精度の高いフリーキックで、

ベルギーのロメル・ルカクは大型の選手とは思えないスピードとポジショニング・器用な足技でゴールを量産して、

その実力をいかんなく発揮しています。

 

そして新たなスター候補として注目されるのがフランスのエムバぺで、

噂にたがわぬ驚異的なスピードを披露し、世界中を驚かせています。

 

まとめ

優勝国はどうなるのか興味は尽きない今W杯ですが、テレビを見ていてつくづく日本と世界の差を感じざるを得ないです

個人的に国のサッカー文化の浸透度に雲泥の差があるように思います。

 

日本が勝つと渋谷などで騒いだり、日本の試合が終わった後に協会(スポンサー)が用意した「ありがとうTシャツ」を選手が着させられたり、

こんなことをしていては日本にサッカー文化は根付かないなと感じる場面もあります。

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