雑穀はこの20年ほどで様々な種類が増えてきています。
ポピュラーなのが押し麦や黒米、あわやひえといった昔からあるもの。
最近はアマランサスやキヌアなどのスーパーフードも増えてきて、
予めブレンドされた五穀米~十穀米~十六穀米など、さまざまなものが販売されています。
我が家では、毎日の食事で米にまぜて炊いて食べることで、効率よく栄養を取り込み、
衰えがちな夏に備えるということを続けています。
毎日のご飯が白くない
子供用の粗食のレシピ本に出合ったころから、
ご飯を炊くときにはほとんど、何某かの雑穀を入れています。
最初は押し麦や黒米・赤米。
それから様々なメーカーが出しているブレンドしたもの(五穀米~十穀米~十六穀米など)にはまって、いろいろ試すようになりました。
そのなかで気に入ったものが出てくると、
国産のキビのみを炊いて黄色いキビご飯を作り、軽く塩を振って食べてみたりもしています。
食欲が減退する時期にも、目先を変えて食べることで体力を保つことが出来ています。
白米だけで炊いたご飯よりも、鉄分や食物繊維、ビタミン・ミネラル、ポリフェノールが豊富になって、
大人のようにセルフコントロールが難しい子どもたちも、毎年元気に夏を乗り切っています。
毎日食べるものに少しずつプラスしていくことで栄養や体力の底上げができるのが嬉しいです。
サラダやスープにも使える雑穀
雑穀はごはんと合わせて炊くだけではありません。
野菜スープや出汁仕立てのお吸い物に入れてみても、
プチプチした食感が足され、変化が出て美味しく食べられます。
炊きたてのご飯に混ぜるだけのふやかした雑穀もスーパーなどで購入できるので、
ドレッシングに入れて野菜サラダにまぜてみるのも楽しいです。
そうすれば、主食がパンやパスタの時でも雑穀を食べることができますし、
いつもとは違う味付けで子供の食いつきがよくなるかもしれません。
黒豆や小豆などは、煮豆や餡子、お赤飯などと用途が限定されてしまいがちですが。
雑穀として売られているものはそのままで調理できる手軽さがあります。
煮出してお茶にしたあとのふやけたものをスープに入れたりやトッピングにしたりしても美味しく食べられます。
効率よくポリフェノール(アントシアニン)が取り込めるので、
真夏の日差しに疲れた目や肌を癒してくれることでしょう。
まとめ
夏バテは大人もしんどいですが、子供たちの未熟な身体にもしんどいものです。
大人のように知識があるわけではないので、毎日の食生活で体力の底上げをしつつ、
セルフコントロールが出来るように知恵をつけてあげることが大切です。
『こういうものを食べていたら元気になれる』ということは、
日々の食卓で目にして、食べることが何よりも教育に繋がるのではないでしょうか。
この夏を元気に乗り切っていくためにも、毎日の食生活に雑穀を取りいれてみてください。
好みのものがきっと見つかることと思います。