オーストラリアの原住民といえば、
アボリジニですよね。
はるか5~6万年前には、
すでにこの地で生活をしていたと言われている民族です。
そんなアボリジニ、
ブーメランで狩りをしていたって知っていましたか?
「え!ブーメラン投げて獲物捕まえるの?!」
一体どんなふうに、
彼らアボリジニはブーメランを使っていたんでしょうか?!
アボリジニはブーメランで狩りをしていた!本当に武器になるなんて!
実は、アボリジニのブーメランの歴史は長く、
なんと1万年前からは少なくとも使用されていたらしいのです!
ブーメランという武器は世界中に存在しますが、
投げたあとにきちんと帰ってくるタイプは、
アボリジニのブーメランだけなんだそうですよ。
そんなアボリジニのブーメラン、
実は「戻ってくるタイプ」と「戻ってこないタイプ」があるんです。
戻ってくるブーメランでは、
主に鳥などの獲物を狩るときの威嚇などに使っていたそうです。
戻ってこないブーメランは刃物が付いているタイプもあり、
大きな獣などを一撃で仕留める時に使っていたそうです。
実はそんなブーメランは、
人間同士の争いの時にも使われていたという説があるんです。
最大で45cmも刃があるブーメランは、
深く傷を付けることが可能です。
また、遠隔からも攻撃できるという特性もあるので、
武器として優れていたのです。
さらに、アボリジニがブーメランと棍棒を持っている姿が
描かれた壁画も残っているらしいです。
さらに、狩りだけではなく、
祭りの道具・楽器の代わりなど、
一口にブーメランと言っても、
いろいろな役割を担っていたようです。
アボリジニのブーメランはお土産で買える?これでアナタもアボリジニ!?
実はわたし、お土産でブーメランをもらったことがあります。
弟が学生時代の時に修学旅行先がオーストラリアだったのですが、
お土産屋さんでも定番のお土産だったようです。
木製のブーメランで、カラフルなペイントが施されていました。
オーストラリアのお土産と言ったら、
コアラやカンガルーのグッズが日本では定番ですが、
ブーメランのお土産も目先が変わって面白いですよ!
小さなブーメランがついたストラップや、
ブーメランの形のマグネットなどもあるので、
ウケ狙いにいかかでしょうか?
まとめ
アボリジニにとって、ブーメランは狩りだけでなく、
生活のいろいろなシーンで使われる道具でした。
そんな伝統的なブーメランは、
今ではオーストラリアのお土産物として売られています。
アボリジニのアートが感じられる工芸品からは、
自然と共存する民族の力強さを感じます!
アボリジニに関する記事はこちら
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