藤原竜也主演の『22年目の告白―私が殺人犯です―』は、
映画の始まりからハラハラ&ドキドキの展開で惹きこまれます!
この映画にはたくさんの見所があります。
その魅力的で刺激的な見所をご紹介していきます。
殺人犯が時効を迎えて世間に出てきた訳は?
刑事や被害者遺族はどう関わっていくのか?
ネタバレがあるので、まだ視聴していない人は注意してくださいね!
「22年目の告白」映画の冒頭から惹きこまれる!
まず映画の冒頭から釘付けになりました。
何故かと言うと、オープニングの内容がかなり衝撃的なんです!
阪神淡路大震災の映像、連続絞殺事件の報道シーン、
殺人の犯行のワンシーン、事件を追いかける牧村刑事や他の刑事の苦悩の表情。
そして、オープニングのBGMと画質。
このオープニングのBGMには
何か駆り立てられるような不安感がありました。
また、映像が昔のテレビの画質のような
荒れた映像になっているんです。
この冒頭の演出から目が離せなかったです。
そして殺人犯である曾根崎雅人が
告白本の会見を行います。
会見では事件の詳細を発表していきます。
会見の最後、スポットライトが当たる瞬間が印象深いです。
「初めまして、私が殺人犯です」
藤原竜也のこの一言の演技に魅了されました。
美しく微笑む演技には、
公式でゲス役と言われても、ときめきました(笑)
曾根崎雅人の正体!じつはあの人だった!
曾根崎はいきなり現れた殺人犯で、
正体や素性がわからない人物となります。
罪を償うために告白本を出版して、
メディアにも積極的に出演する。
曾根崎の目的がなんなのか
世間や被害者遺族は謎に思うばかりです。
私も映画を観ながら、
なぜ注目を集める行動を起こすのか考えていました。
曾根崎は話題作りのためと言うのです。
誰かを探している?
この時点で、もしかしたら真犯人がいるのかと予想していました。
しかし、自分の予想を遥に超える展開になりました。
2回目のテレビ出演では仙堂キャスター、曾根崎と牧村、
そして自分が犯人だと名乗る人物が相対します。
その犯人は牧村の妹・里香が殺害される映像を持ち込みました。
その映像を観た曾根崎は犯人に飛び掛ります!
実は、曾根崎は里香の恋人である小野寺拓巳だったのです!
今までの謎がどんどん解けていき、衝撃を受けました。
衝撃のラストエピソード!
曾根崎の正体が判明した後、
物語の疾走感がすごかったです。
曾根崎が少ないヒントで犯人まで辿りつくのは、
観ていてハラハラしました。
連続絞殺事件の真犯人、
それは仙堂キャスターだったのです。
仙堂はテレビ出演時に、
曾根崎へ里香が婚約により新たな人生を歩むことを伝えていました。
ただし、このことは曾根崎と牧村しか知らず、
なおかつ里香を殺害した真犯人しか知らないのです。
この一言で真犯人に辿りつくのがスゴイです。
ラストの舞台は仙堂の別荘。
ここには事件の映像が残っていました。
そして、この場所で曾根崎は仙堂を殺そうとします。
このシーンの鬼気迫る曾根崎と仙堂の演技には、
凄みがあり素晴らしかったです。
さすが名俳優と思いました。
最後は曾根崎が復讐を果たすのか?
仙堂は罪を償うのか?
ぜひ自分の目でラストを確かめて欲しいです。
映画「22年目の告白」まとめ
どんでん返しの連続となるシナリオです。
冒頭からラストまで目が離せません!
出演者の演技力、シナリオの上手さ、
監督の演出など見所が盛りだくさんです!
見返す度に新たな発見があるので、
何度でも楽しめます。
そして、『22年目の告白―私が殺人犯です―』には
小説も出版されています。
こちらは編集者の視点で物語が進んでいきます。
映画では描かれていない登場人物の趣味や
ラストの展開が違ったりします。
気になった方はぜひ小説も読んでみてくださいね。