秋は「読書の秋」、「スポーツの秋」、「食欲の秋」といわれ、夏の暑さがひと段落し、過ごしやすい季節へと移りかわります。
秋は果物や穀物などの収穫が多くなる時期でもあり、「実りの秋」とも呼ばれていますね。
秋の味覚として有名なものは、栗や秋刀魚、そして松茸です!!
でも、松茸はちょっと値段が高くて買えない・・・という人もいますよね?
筆者もその一人なのですが、気分だけでも味わいたい!と秋がくるたびに思っています。
そこで今回は松茸について調べてみました。
また、松茸の代わりになるものも合わせてご紹介します。
松茸はどんな場所に生える?松茸の特徴は?
松茸の最大の特徴といえば「香り」ではないでしょうか。
強い独特の香りがあり、日本では高級食材として扱われています。
松茸は、文字通り赤マツの木の周りに生えてきます。
樹齢20年~30年の木に生えやすいといわれており、幹が太いほど松茸の生える確率が高くなります。
ただ、日本での生産量はとても少なくなってきているようです。
松茸は人工栽培ができません。
また、松食い虫や松茸山の荒廃により、生産量が激減してしまったのです。
スーパーなどで、外国からの輸入品が比較的安く並んでいますが、
残留農薬などが心配・・・
という人もいますよね?
できれば国産のキノコを使って、松茸のように美味しくいただきたいと思いませんか?
そんな人のために松茸の代わりになるものはないか調べてみました。
次をご覧ください。
香り松茸味しめじと言うけれど!しいたけでは代わりにならない?
「香り松茸味しめじ」ということわざは、誰もが一度は聞いたことがあると思います。
「キノコの中で香りが一番よいのは松茸だけど、味がよいのはしめじだ」という意味ですね。
このことわざ・・・ちょっと意義あり!!
しめじって、スーパーなどで安く売られていますよね。
味も特別に美味しいとは思えません。
なぜなの??
詳しく調べてみると、こんなことが分かりました。
スーパーなどで売られているしめじは「ブナしめじ」という種類で、おもに人工栽培で作られたものが流通しています。
そして、味しめじを指しているキノコは「本しめじ」という種類なのです。
本しめじは、柔らかい食感で旨味が強く、とても美味しいきのこです。
現在は本しめじも人工栽培されるようになりましたが、
昔は松茸と同じように、人工栽培ができないキノコとして扱われていたため、とても貴重な存在でした。
そこで「香り松茸味しめじ」ということわざが生まれたそうです。
でも、やっぱり松茸を味わいたい!何か代わりになるキノコはないか・・・
と調べる筆者に目に留まったのが「松きのこ」です。
松きのことは、簡単に説明すると松茸と椎茸の掛け合わせです。
広島県の世羅きのこ園で栽培されていて、見た目は松茸そっくり!
味も本来の松茸と引けを取らないほど美味しいと言われています。
さらに、気になるお値段ですが、ある番組で紹介された情報によると、松茸100g約8,000円に対し、松きのこは100g約500円!
安い!!
これなら買える!!
見た目も味も松茸レベルの松きのこ。
味わいたい方は、こちらのサイトをご覧ください。
世羅きのこ園HP↓
香り松茸味しめじっていつから言われてる?まいたけじゃダメ?
さて、先ほどから何度も出てきた「香り松茸味しめじ」ということわざ。
いつ頃から言われるようになったのでしょう?
結論から言うと、よく分かりません。
ただ、日本人は弥生時代よりも前から松茸を好んで食べていたということが分かりました。
平安時代になると、松茸狩りを楽しむ貴族があらわれたり、万葉集でも詠まれるほどの人気だったそうです。
そんな中、松茸と同じくらい人気のあるキノコを見つけました。
それは「舞茸」です。
舞茸も今ではスーパーなどでよく売られていますが、天然の舞茸は「幻のキノコ」と呼ばれるほど見つけるのが難しいのだとか。
見つけたら舞い上がるほどうれしいということから「舞茸」と名づけられた説もあります。
舞茸ってお店では結構安くで売られていますが、風味がよくて美味しいですよね。
お味噌汁に入れると、ふわっと香りが広がって旨味を感じることができます。
天ぷらにしてもいいですよね!!
まとめ
松茸が買えなくても、松茸によく似たキノコで十分秋を堪能できます!
松茸以外にも美味しいキノコはたくさんあるので、今年の秋はいろいろな種類を食べ比べてみてはいかがでしょうか?
記事の途中で紹介した本しめじも、現在はスーパーなどで見かけたりするので、ぜひ食べてみてくださいね。