「キーンコーンカーンコーン」という学校のチャイムの音。
多くの学校や、企業の昼休憩でも使っていたりします。
大人になってから聞くと、なんだかワクワクする音ですよね。
この鐘の音には、意外な元ネタがあったんです。
それはビッグベンの鐘の音。
ビッグベンとは、イギリスの首都ロンドンに設置されている、ウェストミンスター宮殿にある時計台の鐘のこと。
ビッグベンの鐘が付いた時計台ができたのは、約160年前。
詳しく見ていきましょう。
ビッグベンとは?学校のチャイムの由来となった時計台とは ヒビが音程のポイント?
ウェストミンスター宮殿は、1834年に火災によっていちど消失しています。
その後、再建の際にビッグベンの鐘が取り付けられました。
最初に馴らされたのは、1859年のこと。
その後、2か月ほどで鐘にヒビが入ってしまったんです。
その後、ヒビが広がらないように修復し、傷ついた箇所を叩かないように角度が調整されました。
そして鐘の舌(鐘の中のハンマー)の重さも、330キロあったものが200キロのものに。
現在も、鐘のヒビは入ったままなんです。
しかしこのヒビが、特徴的なやわらかい音色を生み出しています。
2019年7月11日には、初めて鐘が鳴った日から160周年をむかえます。
実は今年は159周年だったんですね。
来年の7月11日には、「キーンコーンカーンコーン」の鐘の音を思い出すのも良いかもしれません。
今では市販されている時計の多くにも、このビッグベンの鐘の音が収録されています。
ゲームでも使われていたりしますね。
といっても、私の記憶にあるのは「テクノスジャパン」という会社のファミコン時代のゲームですが(笑)
ビッグベンの鐘の音がダウンロードできる!
ビッグベンの鐘の音、イギリス議会の公式ホームページからダウンロードすることができるんです。
⇒イギリス議会 ビッグベンの鐘の音ダウンロードページ
中央よりやや下の、「Big Ben downloads」という見出しに、ダウンロードリンクがあります。
聞いてみると、たしかに学校のチャイム!
少し音階が異なるものの、元ネタと聞くとなるほど納得です。
なんだか少し神秘的な印象を受ける気もします。
まとめ
キーンコーンカーンコーンという鐘の音と言えば学生時代ですが、
年代によってすこし違った印象を受けるかもしれませんね。
小学生のころは、「あっチャイムだ!はやく席につかなきゃ!」
中学校の頃はやや悪ぶれるのが流行る雰囲気があって、あえてダラダラしていたり。
(当時の先生、すみません…)
高校生の頃は、早弁を急いで終わらせたり。
社会人となった今、たまたま職場で昼休みの合図にこの鐘の音が使われています。
なんだか懐かしく、おだやかな気分になれるのでとても好きです。
「やっと昼休みだぁ~!メシを食える!」という気分の方が大きいかもしれませんが(笑)
ふとこの鐘の音に、思いをはせるのも良いかもしれませんね。