スポンサーリンク

映画「キャプテン・フィリップス」は、

2013年の11月29日に劇場公開された

ポール・グリーングラス監督による

サスペンスドラマになっております。

 

2009年にソマリア沖で発生した事件から

インスパイアされたストーリーになり、

リチャード・フィリップスと

ステファン・タルティの共著を映像化しています。

 

スポンサーリンク

映画キャプテン・フィリップス ストーリー紹介(ネタバレなし)

アフリカ大陸の東端に立地するソマリアで、

アブディワリ・ムセは漁師として

平穏無事な日々の暮らしを送ってきました。

 

経済的な苦しさや国内外の武装勢力や

テロリストによる情勢悪化に伴って、

次第に近海を行き来する外国船を襲撃して

金品を強奪する違法行為へと手を染めていきます。

 

2009年の4月、

ケニアへ救援物資を届ける予定のマークス・アラバマ号に乗り込んで、

シージャックを敢行しました。

 

船長のリチャード・フィリップス

乗組員の生命を守り抜くために、

自分自身が人質になることを買って出ます。

 

フィリップスを無事に保護するために

アメリカ海軍は特殊部隊「シールズ」の出動を要請して、

少数精鋭の隊員たちは命懸けの任務へと挑んでいくのでした。

 

スポンサーリンク

トム・ハンクス圧巻の一人芝居

トム・ハンクスが実在する人物のリチャード・フィリップスに、

迫真の演技力でアプローチをしているのには

胸を打たれました。

 

ロバート・ゼメキス監督によるヒューマンドラマ「キャスト・アウェイ」で、

無人島に流れ着いた男を演じていたことが思い出されます。

 

スティーヴン・スピルバーグ監督の「ターミナル」では、

空港に閉じ込められて国籍を失った男の数奇な運命に迫っていた

熱演にも重なるものがありました。

 

本作品の中でもアフリカの広大な海の上を舞台にして、

海賊の人質となった船長の苦悩を

得意なひとり芝居のスタイルで体現しているのには

忘れ難いものがありました。

 

21世紀のロビンソン・クルーソーとも言うべき

船長がたどり着いた、

旅の終わりが感動的です。

 

スポンサーリンク

マイノリティーとしての苦悩

アブディワリ・ムセの役に扮している、

バーカッド・アブディが印象深かったです。

 

ミュージックビデオの制作など

アフリカ系アメリカ人の映像作家としての活躍ぶりも有名で、

現在監督を務めている映画「CiyaalkaXaafada」

公開も待ち遠しいです。

 

「アイ・イン・ザ・スカイ」では、

テロリストとイギリス軍の狭間に立たされて

苦しい決断を迫られていく現地工作員の役を

演じていたことが記憶に新しいです。

 

この映画の舞台となる、

アフリカの小国ソマリアが抱えている複雑な歴史

繋がるものがあり、考えさせられます。

 

同じ民族でありながら、

イギリスの保護領地であるソマリランドとイタリアの

信託統治地域のソマリアに分断された過去の悲劇には

胸が痛みました。

 

映画キャプテン・フィリップス感想 まとめ

海洋スペクタクルやアドベンチャードラマに造詣の深い方たちには、

是非とも見て頂きたい作品だと思います。

 

アフリカの歴史に詳しくブラックミュージックが好きな人や、

マリンアクティビティ好きにもお勧めな1本になっています。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事