映画「ファインディング・ドリー」は、
2016年の7月16日に劇場公開された
アンドリュー・スタントンとアンガス・マクレーン監督による
コンピューターアニメーションになっております。
2003年に発表された「ファインディング・ニモ」の続編に当たり、
ディズニーとピクサーによって共同制作されました。
ファインディング・ドリー ストーリー紹介(ネタバレなし)
前作の冒険から1年余りの時が流れて、
ドリーはニモとマーリンとの3人で仲良く暮らしていました。
ある時に学校で遠足に出掛けた時に、
激流に近づいたことがきっかけになって
幼い頃に生き別れた父親と母親の記憶を取り戻していきます。
ドリーは両親を探す為に、
仲間たちと力を合わせて大冒険へと繰り出します。
唯一の手掛かりである「カリフォルニア・モロベイの宝石」
というキーワードを胸に抱き、
グレートバリアリーフを中継して
モロベイまでたどり着きました。
ダイオウイカに遭遇した一向は、
近くにいた人間に助けを求めますが
生け捕りにされて海洋生物研究所に幽閉されてしまいました。
施設での偶然の出会いから、
ドリーは重大なヒントを掴むのでした。
個性豊かなキャラクターの魅力
主人公のナンヨウハギの女の子ドリーの、
好奇心旺盛で純真無垢な振る舞いやセリフには
心温まるものがありました。
思い込みが激しく周りの仲間たちをトラブルに巻き込みながらも、
何処か憎めないところも良かったです。
全編を通して繰り返される、
「パパとママに会いたい・・・」
というセリフにはホロリとさせられました。
カクレマノミのお父さんであるマーリンの、
前作と比べて老成したイメージと
極力面倒を避ける様子が印象的です。
マーリンの息子ニモの、
相も変わらぬ優しさと笑い溢れる姿が微笑ましかったです。
背鰭が小さいという致命的なハンディキャップにも
屈することなく突き進んでいく勇気からは、
短所を長所として受け入れていく大切さが伝わってきました。
映画「ファインディング・ドリー」を見た個人的感想
水底の置かれた貝殻を道しるべにして
ドリーが実家へと向かっていく場面には、
ファンタジーの王道とも言えるときめきを感じることが出来ました。
研究所でのミズダコのハンクとの会話から
「モロベイの宝石」に秘められた謎を解き明かしていく展開など、
さりげなく散りばめられている伏線の数々も面白かったです。
熱帯魚の可愛いらしいキャラクターの中にも、
地球規模で深刻化していく環境破壊や
生態系の乱れなどの人間のエゴに対する
痛烈な批判やメッセージが込めらていました。
数多くの異なる種族が衝突しながらも
海の中で共存を目指す物語には、
人種間の壁を乗り越えていくことが課題となっている
今の時代のアメリカ社会にも繋がるものがありました。
映画「ファインディング・ドリー」まとめ
水族館巡りやテーマパークでのアトラクションに目がない方たちには、
是非とも鑑賞して頂きたい作品だと思います。
家族や恋人を始めとする
大切な相手と離れて日々の暮らしを送っている人にも、
お勧めな1本になっています。