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義母は今年91歳。

頭も体も健康でしっかりしています。

 

悪い人ではないのですが、

ともかく、無自覚に自分の価値観でことばを発します。

 

特に次女は発達障害があり、

自閉症スペクトラム傾向があるため、

思うように人とのコミュニケーションが図れなかったり、

ストレスを人より多く感じています。

 

長女も夫の連れ子で生母とは生き別れ状態なため、

いろいろ大変な時期がありました。

 

その時のことばの選び方がともかく酷く、

子どもたちにとってはかなり災難だと思ったことがたくさん。

 

親切や励ましのつもりでいることが

かえって困った状況になっています。

 

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長女の自尊心を打ち砕いたことば

長女にとって私は義母になります。

夫が私と再婚して1年後に次女が生まれました。

 

長女にとっては、

ようやく母親らしい人ができたのに、

すぐに赤ん坊が生まれ、寂しい思いをさせたと思います。

 

夫が一人で子育て中は、田舎から義母が通い、

長女の面倒をみていた時期がありました。

その時、義母としては、孫が不憫でならなかったため、

一生懸命だったと思います。

 

ただ、その時、本人がいる前で必ず

「この子は母親がいなくてかわいそうな子だ」

ということをいいます。

 

私と再婚後も必ず

  • 「かわいそうな子」
  • 「母親がいなくて大変だった」

ということを再三、本人の前でいいます。

 

おそらく口癖になっているのだとは思いますし、

悪気がないのはわかりますが、

長女にとっては「母親に捨てられた子」、「かわいそう」、

自分は価値がないのでは?

という気持ちがつくられてしまったことは事実。

 

思春期の時に

自傷うつなど大変な時期を長く過ごすことになったのですが、

その時も同じように

「親がいなかったから」、「かわいそうな子」

ということを言い続けていました。

 

血がつながっている親がいても自傷やうつになる子はいるよ

と精神科の先生からいわれ、

なんとか耐え抜きまいしたが、

私自身責められてる気がして、

かなりつらかったことを覚えています。

 

現在、長女は自立しましたが、

やはり祖母からそのような声かけをされたことが原因で、

自尊心が損なわれたような気がすると話していました。

 

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いきなり「次女と長女は異母姉妹」と言い出す義母

昨年、次女が「おばあちゃんと話したくない!」と言い出し、

電話での会話を拒否。

一時期断絶状態が続きました。

 

理由は、長女と異母姉妹であるということを

いきなり次女に話してしまったことです。

 

もともと夫がきちんと話をしていないのが問題なのですが、

彼の意向で私とは再婚であること、

長女とは異母姉妹であることは伏せられたままでした。

 

何の前触れもなくいきなり話し、

長女はお母さんと一緒に暮らせなくて「かわいそう」、

次女がすぐに生まれてお母さんとられちゃって「かわいそう」

という主旨の話をしてしまったそうです。

 

私は現場にいなくて後から長女から

「やばいよやばいよ!」と知らされました。

 

次女は発達障害があり、

同じ年齢の子よりも精神年齢が幼いため、

大変ショックを受けてしまいました。

 

そのことが原因だけではないのですが、

「自分が生まれてきて迷惑だったんだ」

と感じてしまったようです。

 

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発達障害なんか軽いんだから頑張れと無神経なことをいう

さらに追い打ちをかけるのは

見た目はまったく障害を感じさせない次女ですが、

大きな音が苦手だったり、

人の感情が読めず不用意なことをいってしまったりなど、

発達障害特有の生きにくさを日々感じています。

 

また、

  • 論理的な思考が難しい
  • 空気がよめない
  • 欲望を抑えることが難しい

など、さまざまな問題もあります。

 

もちろん一緒に生活していないこと、

義母の時代には発達障害とはどんなものかは

まったく解明されていないことを考慮すれば

仕方のないことですが、

  • 「そんな障害たいしたことない」
  • 「もっとつらい人はいっぱいいる」
  • 「頑張っている人がいっぱいいる」
  • 「重度の障害じゃないんだから」

ということをすぐにいいます。

 

障害のある大変さは

重い・軽いでははかれないことがたくさんあります。

見た目が普通ゆえの悩みもあります。

 

そこを配慮せず、

無神経に「がんばれ」とか「できるはず」とか声かけされたことで

さらに精神的に追い詰められてしまったようです。

 

レストランで義母から傷つけられたことを告白して、

号泣してしまったこともありました。

 

まとめ

年齢的なこと、普段孫たちと同居していないこと、

世間知らず(社会性があまりない)なことゆえの発言なのは

よく理解しています。

 

私自身は、イラっとすることを言われても我慢できますし、

スルーすることもできます。

 

ただ、子どもにとってはかなり問題のある声かけをしているな

ハラハラします。

 

長女は大人になり「しかたのなかったこと」として

消化できる年齢になりました。

ただ、次女はまだ「わかっているけど許せない」という葛藤があるようです。

 

つい先日、和解のため訪れたところ、

やっぱり帰り際に「そんな障害たいしたことない」と声かけられ、

がっかりして帰る羽目になりました。

無自覚がいちばんつらいです。

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