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実話を基に「クイーン」や「あなたを抱きしめる日まで」などの

イギリスを代表する映画作家スティーヴン・フリアーズによって、

2016年にイギリスとフランスの2か国で合同制作された

コメディードラマになっております。

 

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映画「マダム・フローレンス」ストーリー紹介(ネタバレなし)

ニューヨークの社交界で名を馳せたマダム・フローレンスですが、

ソプラノ歌手への夢を諦め切ることが出来ずに

未練たらたらでした。

 

人一倍思い込みの激しい彼女は、

自分自身の歌唱力に致命的な欠点があることには、

まるっきり気付きません。

 

願い事を叶えて挙げたい一心の

夫のシンクレア・ベイフィールドは、

マスコミを買収して取り巻きを集めて

ぼそぼそとリサイタルを開催していました。

 

そんなある日のこと

フローレンスが突如としてカーネギー・ホールでのコンサートを宣言して、

周囲は困惑するばかりです。

 

シンクレアは健康状態が悪化の一途を辿っていく一方の

フローレンスを気遣いながらも、

1944年音楽の殿堂での前代未聞のイベントへと挑んでいくのでした。

 

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主演のふたりの俳優の魅力

メリル・ストリープが、

実在するフローレンス・フォスター・ジェンキンスの生きざまを

コミカルな演技で表現していました。

 

ミュージカル映画「マンマ・ミーア」では

隠された美声を披露したベテラン女優が、

本作品の中では正反対な役柄にチャレンジしていて

ユーモアたっぷりとしていました。

 

はた迷惑の固まりのようなフローレンスには、

「プラダを着た悪魔」でアン・ハサウェイ扮するヒロインのアンドレアを

徹底的にいじめ抜いたミランダを思い浮かべてしまいます。

 

シンクレア・ベイフィールドに扮したヒュー・グラントの、

「ノッティングヒルの恋人」や「ブリジット・ジョーンズの日記」を彷彿させる

ロマンティックコメディーの王道をいく演技も良かったです。

 

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映画「マダム・フローレンス」を見た個人的感想

音痴で「最悪」な歌姫は一歩間違えると

某国民的アニメの「ジャイアン・リサイタル」になってしまうところを、

何処までも純真無垢な妻の夢を支えた夫の愛情溢れる美談として

纏め上げられていて感心しました。

 

興味本位と恐いもの見たさで

会場に足を運んでいた観客たちが、

何時しか彼女の人間的な魅力に惹き付けられていく展開

痛快でした。

 

自由気ままなマダム・フローレンスに振り回されていきながらも、

妻に優しい眼差しを注いでいるシンクレア・ベイフィールドには

心温まるものがあります。

 

誰よりも歌うことを愛したフローレンスの生きざまからは、

世間一般の評価や周りの人たちの視線を気にすることなく

自らの人生を謳歌する素晴らしさが伝わってきました。

 

映画「マダム・フローレンス」 まとめ

夫婦や恋人を始めとする大切な方たちと一緒に

是非とも鑑賞して頂きたい1本だと思います。

 

他人には打ち明けることが躊躇われてしまうような、

一風変わった趣味嗜好を持っている皆さんにも

お勧めな映画になっています。

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