いよいよ夏本番!
今年の夏も暑くなりそうですね!
いまや35度を超える猛暑日も珍しくありません。
暑さが続くと心配なのが夏バテ。
毎日の暑さからどっと疲れが出て、体調を崩す人も多いのではないでしょうか?
そこで注目したいのが「ネバネバ食材」です。
ネバネバ食材が体に良いというのは昔から言われています。
筆者も幼いころから母親に「ネバネバは体に良いから食べなさい!」と言われて育ちました。
それはもう「ネバネバは体に良いものだ」と脳へのすり込みレベルですよ!
ただ、ネバネバの何が良いのか分からないまま・・・
とにかく「体調がすぐれないときは、ネバネバしたものを食べれば良いんでしょ?」と思っていました。
しかし、筆者はある壁にぶち当たりました。
自分が母となり、当然のように我が子へ言いますよね。
「ネバネバは体に良いから食べなさい」と。
すると我が子は、
- 「何で?」
- 「どうして?」
- 「ばい菌をやっつけるの?」
- 「ケガが治るの?」
質問攻めです・・・
質問に答えられない筆者を見て、我が子は「分からないのに食べるの?」と、トドメの一言。
そこで今回はネバネバ食材がどうして体に良いのか、どのような効果を得られるのか調べてみました。
目次
もうやめられない!?ネバネバ食材の効能は?
ネバネバ食材のネバネバの正体は、大きく分けて2つあります。
オクラや納豆、れんこんなどに含まれている粘り成分の「糖たんぱく質」と、
もずくやめかぶに含まれているヌメリ成分の「フコイダン」です。
糖たんぱく質は、糖たんぱく質の混合物で食物繊維です。
免疫力を高め、疲労回復や夏風邪予防に役立ちます。
他にも胃の粘膜の保護、腸内感染の予防に有効であるとされています。
でもこの「糖たんぱく質」、ムチンとはまた別ものなんです。
ムチンという言葉は聞いたことがあるという人もいるかと思います。
メディアなどでも「オクラのネバネバ成分ムチン」などと紹介されていました。
しかし、詳しく調べてみると、ムチンは動物の上皮細胞などから分泌される粘性物質(たんぱく質の一種)であり、
植物性のものは存在しないのです。
科学的にも、ムチンとされている動物性のネバネバと、オクラなどの植物性のネバネバでは、化学式が違うのです。
そして、フコイダンはもずくやワカメなど、褐藻類の粘質物に多く含まれる食物繊維です。
血液中のコレステロール値を下げたり、血糖値を抑えるのに有効であるとされています。
また、糖分の吸収速度を緩やかにするはたらきがあると言われ、
糖尿病や肥満防止に効果があります。
あなたはどれが好き?ネバネバ食材一覧!
オクラ
- ネバネバ成分が有害物質所除去に役立つ
- 腸内環境を整えて便秘や下痢を改善する
- コレステロール値や血圧を下げる
- 胃の粘膜を保護する
- 腫れ物の膿を出す
モロヘイヤ
- βカロテンやカリウム、カルシウム、鉄などのミネラルが豊富
- 体の熱を冷ます
- 骨を丈夫にする
- 中枢神経の興奮をしずめる
- 粘膜を強化する
- 血圧を下げる
- 下痢を改善する
納豆
- 胃腸の働きを活性化する
- 殺菌作用により、赤痢、腸チフス、病原性大腸菌などの増殖を抑制する
- 免疫力を高める
れんこん
- 粘膜を保護し、咳や痰、出血を止める作用がある
- 滋養強壮作用がある
- 血行を促進する
- のどを潤す
やまいも
- 胃腸の働きを活性化する
- 消化を良くして食欲を増進する
- 滋養強壮する
- 疲労回復の効果がある
めかぶ
- 体調子を整え、老化防止の作用がある
- 血液を浄化し、血行を良くする
- 体の熱を冷ます
もずく
- 体の中の老廃物を減少させ、肌荒れを防止する
- 腸内環境を整える
- 免疫力を高める
- 糖尿病や肥満防止の作用がある
最後に・・・
いかがでしたか?
ネバネバ食材は夏の暴飲暴食(アイスや冷たい飲み物)で弱ってしまった胃の粘膜を保護してくれるので、
まさしくこの季節にぴったりですね!
夏の暑さを乗り切るために、積極的に取り入れたいです。
ネバネバ食材で、夏バテ知らずの体を目指しましょう!