世界の強豪が集まる大会では、番狂わせもよくある話です。
優勝候補が一時予選で敗退したり、ノーマークの国がベストフォーなど、
ワールドカップはそんなところも魅力なのかもしれません。
短期決戦では、紙一重で勝敗が左右されてしまうからでしょうね。
強豪国でも実力が発揮できないことも
良く聞くのは、ナンバーワンストライカーでもパスが来なければゴールは出来ないという事。
メッシやロナウドもクラブチームとは違うメンバーで戦うので、実力が完全に発揮できるかは少し疑問だという事です。
アルゼンチンもポルトガルも強豪国には違いありませんが、
ストライカーは完全にマークされるでしょうし、パスも簡単には通らないでしょう。
ほんの少しの隙間を抜かなければ、ワールドカップでは得点できませんから、
勝敗は運にも左右されると思います。
スター選手がマークを抜けてゴールするか、ノーマークの選手がゴールするかで試合の内容はかなり変わってきます。
戦術的にはやはり臨機応変でなければ短期戦で勝利するのは難しいでしょう。
総合力で勝ちに行くチームが強いはず
短期決戦で一番重要なのは、少ないチャンスを逃さない事です。
強豪たちが集まる大会では、チャンスらしいチャンスが無くてもゴールしなければ勝利は見えてきません。
決まりきったパターンだけでは、チャンスを逃してしまう可能性が高いと思われます。
ゴール前で隙間が出来た瞬間にシュートを躊躇すれば、確実にチャンスを失う事になります。
ストライカーを待つ時間などないという事です。
フォーメーションが決まっていても、ゴール前の団子状態では役割は変えざるを得ません。
世界レベルでのチームプレイとは、やるべき人がやるのではなく、やれる人がやると言うことが要求されるのです。
一瞬のチャンスに反応出来る人、若しくは反応すべき人がゴールしたりチャンスメイクしなければいけないという事です。
その点ブラジルはネイマールだけではなく、誰でもがゴールを狙える底力を感じます。
日本はどうやって上を目指すべきか
はっきり言って、今の日本の実力ではベストフォーは夢のまた夢だと思います。
しかしながら個人力で負けている分をチーム力でカバーすれば、善戦は出来ると思っています。
縦パスでゴールに突っ込むようなプレイは無理だとしても、
ゴール前のパス回しで隙間を作る事が出来ればチャンスは出来るはずです。
ディフェンダーのアタックを受ける前にパスを回すことで、相手を攪乱しながらチャンスを待つんです。
折角西野監督になったのですから、攻撃主体に考えてパス回しをしなければ意味がないとも思います。
突進力がない分、サイドチェンジや全体の運動量で相手をかき回してこじ開けるのが最良なのではないでしょうか。
どんな名選手でもミスはあります。
それを見逃さないのがワールドカップでの必勝法になると信じています。
まとめ
監督の交代や若手の起用など、日本チームは方向が定まるのに時間をロスしたのかもしれません。
それでも日本人の良さはまとまる事に意義を感じられる事ですから、チームプレイをすれば日本の良さが出せるはずです。
勝敗にこだわるのは当然ですが、
一丸となって勝ちに行く気持ちが大切だと思います。