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40代女性、給食調理員として10年以上勤務しています。

「料理は得意だから」と軽い気持ちで始めたこの仕事。

実は衛生面は厳しいし、体力勝負のハードな仕事だったのです。

でも、安全な食事をおいしく提供できる喜びは格別です!

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実はとってもハード!体力勝負の仕事です。

給食調理員の作業着は白衣、白の長ズボン、帽子、マスクが基本です。

見えている部分は目の部分だけ

夏はエアコンは一応ついています。

しかし、大きい釜で茹でたり、揚げたり、炒めたり。

室温は40度近くまで上がります。

自分の体調を整えて仕事に臨まないと倒れること間違いなしの過酷な現場です。

皮膚の強さに自信がありましたが、ひと夏に一度はあせもで皮膚科を受診しています。

直径1メートル以上ある大きな釜、自分の身長ほどの大きなしゃもじ、とにかく何でも規格外の大きさで、万年筋肉痛状態になります。

野菜を切る量も尋常じゃありません。

人参5キロを一人で千切りにした日は腱鞘炎になりました。

60キロの米を楽に運べるようになった時、自分の筋力の発達に感慨深さを覚えました。

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衛生管理がとにかく厳しい!

大量調理は安全第一

でもこんなに事細かにきまりがあるとは知りませんでした。

私の職場は月2回の検便の義務があります。

これがなかなか辛い!検査で異常が出たら、出勤停止になりかねません。

食中毒のニュースを目にするたびに気が引き締まります。

爪は常に短く切り、調理に入る前には3分以上かけての手洗い消毒をします。

正直手はボロボロです。

調理器具も調理が終わったら徹底的に洗浄消毒です。

午後のほとんどの時間は黙々と掃除をこなします。

家の調理器具も必要以上に磨く習慣がつきました。

野菜や肉や魚の扱い方も決まりがあります。

温度管理も徹底していて「大体これくらいで」は絶対に通用しません。

すべては安全な給食を提供するために毎日怠らずに繰り返しています。

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チームワークで300人のお腹を満たしていることは喜びです

食べた人から「おいしかった、ごちそうさま」が聞けることが励みです。

この言葉があるから「おいしいものを作りたい、喜んでもらいたい!」と頑張り続けることができています。

信頼してもらえてる気持ちが「ごちそうさま」から伝わってくるからです。

給食は時間厳守で仕上げることが大前提です。

しかし、メニューによっては信じられないくらいのスピードが求められます。

大変な分だけ完成した時の満足感は大きくなります。

切り方や調味料、調理方法によって毎日違った料理が出来上がる楽しみを感じることができます。

自分の料理の腕が上がったことは嬉しいですね。

最初は先輩について仕事を覚えました。

作業を覚えるまでは厳しい指導もあって辞めたくなることもありましたが、仕事以外では積極的に声をかけてくれたり面白い話で和ませてくれたり、厳しく優しい指導で続けることができました。

まとめ

「給食調理の仕事は家庭料理の延長かな?」くらいの軽い気持ちで始めましたが、意外と厳しいきまりが多く、体力も必要で最初はへとへとになっていました。

次第に体も慣れて調理の楽しさ提供する喜びを感じられるようになり、楽しいと思える毎日です。

 

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