見ていると、どういう仕組みなのか不思議な感覚になる「錯視」は、脳トレやリハビリにも効果的だと注目されています。
子供から大人までゲーム感覚で楽しみながら、想像力や立体感覚などを養うことができるので、ぜひ家族みんなで挑戦してみたいですよね!
今回は、いろいろな錯視をご紹介したいと思います。
目次
子供にもわかりやすく!錯視が生じる理由を簡単に説明!
錯視とは簡単に言うと「目の錯覚」のことです。
同じ大きさのものが違う大きさに見えたり、直線が歪んで見えたりといった錯覚が起きるわけですが、
これには脳が大きく関係しているといわれています。
錯視の種類によって異なりますが、原因の一つを説明します。
脳は眼から入った情報を、無意識のうちに処理しています。
しかし、いつも全ての情報を処理できるわけではありません。
そんなとき、脳では何が起きているのでしょうか?
脳は過去の経験から「明確ではないが、何となくこれかな?」という状況を推測します。
推測を元に情報を処理していくのですが、時にはその推測によって脳が騙されてしまうのです。
例えば、「これは直線です」と言われて線を見せられると、見せられた人は当然「直線だ」と意識して見ようとします。
しかし脳が騙されると直線のものが、曲がって見えているという意識はないのに、曲がって見えてしまうわけです。
ただ、「脳が騙された=脳のミス」というわけではありません。
錯視は、いかに目や脳が高度な働きをしているかという証拠でもあるのです。
こんなにあるの!?錯視の種類を紹介
ミュラー・リヤー錯視(サイズの錯視)
https://matome.naver.jp/odai/2129714413180823201/2129715041081014403
↑参考画像をご覧ください。
3つの図形で中心の線の長さはどのように見えますか?
1番上の線が長く、真ん中の線が短く感じます。
でも、実は全部同じ長さなのです!
フィック錯視(垂直水平錯視)
https://matome.naver.jp/odai/2129714413180823201/2129714989480998703
↑参考画像をご覧ください。
このT字型の図形は、AとBどちらも同じ太さ、同じ長さです。
Aの方が太く、Bの方が長く見えますよね。
ポッケンドルフ視覚
https://matome.naver.jp/odai/2129714413180823201/2129714973180990703
↑参考画像をご覧ください。
斜めの線を描き、その間を四角で隠すと、線の始まりと終わりがずれて見えます。
フレイザー錯視
https://matome.naver.jp/odai/2129714413180823201/2129714893280950903
↑参考画像をご覧ください。
こちらの錯視は有名ですね!
らせん状の渦巻きに見えますが、実は中心が同じ位置にある円がいくつも描かれているというもの。
どんなに目を凝らして見ても、らせん状に見えてしまいます・・・
デルブーフ錯視
https://matome.naver.jp/odai/2129714413180823201/2129714937880973503
↑参考画像をご覧ください。
- は同じ大きさの円です。
片方には大きな同心円、もう片方は小さな同心円をそれぞれ外側に描くと・・・
あら不思議。●の大きさが違って見えますね。
もっと錯視の種類を知りたいという方は、こちらをチェックしてみてください!(錯視カタログ)
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/catalog.html
最後に・・・
いかがでしたか?
錯視はいろいろな種類もあり、見ているといつの間にか夢中になってしまいます。
脳のトレーニングや、気分転換にぜひトライしてみてください!
自分で錯視を考えてみるのも面白いかもしれませんね。