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個人的に有川浩さんの作品の中で一番胸きゅんする、大好きな作品です!

 

主人公は普通の会社員、さやか

帰宅途中で生き倒れている「イツキ」を拾って一緒に共同生活をすることに!

 

映画化もされたので有名かもしれないですが、個人的には小説版が好みです。

 

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植物オタクの恋愛ストーリーに胸きゅん!

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?咬みません。躾のできたよい子です。」

生き倒れていたイツキがさやかに対して最初に言った台詞です!

 

有川浩さんの作品に出てくる男性はみんな素敵ですが、

最初に好きになったのは植物図鑑のイツキです!

 

現実的に考えると理想が崩れてしまいますが、そこは小説!

一緒に暮らしていくうちに恋愛に発展するのですが、そこに至るまでのプロセスが本当にドキドキします!

 

植物オタクのイツキは料理が得意で「狩り」と称してさやかと一緒に周りに生えている雑草を採ったり、

過ごしていく中で恋するさやかを見ているときゅんとします!

 

読むと思わずさやか視点でイツキのかっこよさや行動にドキドキできると思います。

また、映画とは少し違った展開も楽しめます!

 

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読むと雑草を探したくなる!

この「植物図鑑」では、とにかく雑草の名前が出てきます。

イツキが植物オタクなゆえに、インドア派なさやかを連れ出して「狩り」をするんですが、

たびたび食べられる雑草が出てくるので、読後は近所で雑草を探したくなるかもしれません。

 

定番のツクシやフキノトウや、ノビル、イタドリ、セイヨウカラシナなど私は全然知らなかった雑草が出てくるんです!

私も近所で雑草を探しましたがよくわからなくて結局断念

イツキが採ってきた雑草を料理する様子を読むと、食べたくなりますよ!

 

ちなみにイツキからは注意事項があって、

素人さんは図鑑で見ただけでは見分けがつかないことが多いから、必ず区別できる植物だけを考えて採ること。

だそうですよ!

確かに専門家じゃないと判断するのは難しそう!

 

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カラーの植物図鑑ページと終盤のストーリーも楽しめる

まずページを開くと、すぐに出てくるのはカラーのページ!

小説に出てきた「雑草」たちが並んでいて、イツキたちはこんな植物たちを採って楽しんだんだなぁと思いを馳せることが出来ます。

本物の植物図鑑ページがある仕掛けも面白いですよね!

 

そして終盤はストーリーの番外編が載っていて、

  • イツキが出て行ってしまってさやかが残された時のお話「ゴゴサンジ」
  • 出て行ったイツキサイドのお話「午後三時」

が収録されています。

 

2人がどういう気持ちで相手を想っていたかが伝わってきて、きっと登場人物に愛着がわくと思います!

 

「ゴゴサンジ」は実際にある植物らしく、正式名称は「ハゼラン」。

でも本当は「ゴゴサンジ」ではないみたいで、詳しくは小説をぜひ読んでみてください!

 

まとめ

有川浩さんの書く恋愛小説は感情移入しやすく、

主人公も等身大のキャラなので読みやすいです!

 

ストーリーを追っていくとさやかと一緒に恋したりドキドキしたり、まるでドラマを見ているみたいに楽しめました!

映画とは違った魅力があるので、読んでほしい作品です!

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