先日、BUCK-TICKという5人組バンドのライブに行ってきました!
BUCK-TICKはメンバー不動でデビュー30周年を迎えたバンドです。
今回は、この実力派バンドによる圧倒的迫力のライブを紹介させていただきます。
BUCK-TICKならではの世界観
BUCK-TICKのライブは、とにかく世界観が独特です。
ダークな雰囲気や現実とは思えないような幻想世界は、ライブを観ているというより時々完成されたひとつの舞台を観ているような感覚にもなります。
一曲一曲に物語があり、想像力が膨らむのも魅力のひとつ。
しかし、決して観客が置いてきぼりになるということはありません。
観客もその物語の中に入り込んで、一緒に作り上げていくような感覚です。
もちろん疾走感のある曲では会場全体が大いに盛り上がるので、ライブならではの楽しみもしっかりありますよ!
わたしはゴシックホラーやダークファンタジーなどが大好きなので、すぐにBUCK-TICKのライブの虜になりました。
彼らのライブを一度観たら、もう抜け出せません!
ボーカリストの圧倒的な魅力
BUCK-TICKのメンバーはみなさん個性的で魅力的ですが、
ボーカリストの櫻井敦司さんの魅力を語らないわけにはいきません。
櫻井さんはとても深みがある優しい声をしています。
天性のボーカリストだと思います。
しかし、素晴らしいのはその声だけではありません。
何よりも、表現力がずば抜けているのです。
ただ歌うというよりも、演じるように歌うと言った方がしっくりくる感じです。
時には踊るように、時には祈るように、時には魔王のように。
櫻井さんの歌には物語がある、それが最大の魅力だと思います。
また、MCがほとんどないのも特徴的です。
この日も、「ありがとう」などひと言ふた言あるくらいで、観客を煽ったりすることもほとんどありません。
それがまた、ライブの世界観にたっぷり入り込めるという点でわたしは好きです。
ゲルニカの夜とサンドアート
今回のライブで一番感動したのは「ゲルニカの夜」という曲です。
タイトルの通り戦争に関する曲なのですが、まるで優しくかつ物悲しい童話のような雰囲気から始まります。
そんな穏やかなAメロから、サビになるにつれどんどん溢れだす感情。
ボーカルも、一気に感情を爆発させます。
そんな曲と共に映し出されるサンドアートも本当に素晴らしかったです。
歌詞とシンクロするようなサンドアートは、見ていて胸が締め付けられるようでした。
まとめ
わたしはライブ中、この曲を聴いて涙が止まらなくなりました。
ただ訴えかけるだけでなく、祈るように優しく問いかけるように綴られる「ゲルニカの夜」は、
BUCK-TICKのファンだけでなく世界中の人に聴いてもらいたい、そんな曲です。