太陽がギラギラと照りつけ、セミの声が響きわたる季節・・・夏!!
近年では全国各地で気温が上がり、猛暑日が続くことも珍しくありません。
何だか、年々暑くなっている気がするのはわたしだけでしょうか?
この季節になると、いたるところで「こまめに水分を取りましょう」という言葉を聞くようになります。
ついつい冷たい飲み物をがぶ飲みしてしまうことも・・・。
わたしも夏の暑い日は、キンキンに冷えた麦茶を自ら進んで飲んでしまいます。(しかも氷まで入れて)
しかし、冷たい飲み物を飲みすぎて腹痛に襲われたり、胃がキリキリして食欲が落ちたり・・・
という経験をした人も多いのではないでしょうか?
そこで最近見直されているのが「熱いお茶」なんだそうです。
えぇぇぇっ!!夏に熱い飲み物なんて無理!!
でも、見直されているからには、それなりの理由があるの!?
という事で、今回は夏に熱いお茶を飲むと、どのような効果があるのか調べてみました。
冷たい飲み物をがぶ飲みすると免疫力が低下する?
夏の暑い日に飲む冷えた飲み物は、最高に美味しく感じますよね。
のども渇き、「こまめに水分を取りましょう」と耳にすれば、必然的に飲む量も増えていきます。
しかし、冷たい飲み物の飲みすぎによって、体の中ではこんなことが起こっているのです。
- 胃液が薄まり胃腸の機能が弱まる
- 体が冷えて血流が悪くなる(体に毒素が溜まる)
- 毒素が原因で夏バテになり、食欲不振や肩こり、疲れが取れない
- 内臓が冷えることで基礎代謝が衰え、内臓脂肪がつきやすくなる
冷えは万病のもとと言われています。
夏バテにより免疫力も低下し、普段かからないような病気になる可能性だってあります。
意外かも!熱いお茶が及ぼす効果にはどんなものがある?
体の冷えが夏バテのもとになるのなら、熱い飲み物は体に良いのでしょうか?
冒頭でも言いましたが、最近見直されているのが「熱いお茶」です。
実際にどのような効果があるのか調べてみました。
- 熱いものを取ることにより汗をかき、汗が蒸発することで体表温度が下がる(体が冷やされる)
- 内臓が温まり、臓器の活動が活発になる(疲労回復)
- 基礎代謝が上がり痩せやすい体質になる
ちょっとびっくり!!ダイエットにも効果があるなんて(わたしダイエット中)・・・
でも、お茶にはいろいろな種類がありますよね。
そこで、夏にオススメしたいお茶をいくつかご紹介します。
緑茶・・・ビタミン、ミネラルを補い、胃腸の働きを助ける
(ただし、利尿作用があり水分が排出されるので、脱水症状の時には飲まないよう注意!)
麦茶・・・胃の粘膜を保護し、整腸作用や疲労回復に役立つ
ローズヒップ・・・ビタミンの爆弾と言われるほどビタミンCが豊富に含まれており、疲労回復に役立つ
ハイビスカス・・・クエン酸が含まれており、むくみや疲労回復に役立つ
ほうじ茶・・・血流を良くし、冷えや肩こりを改善する
わたしが産前産後に入院していた産婦人科では、ほうじ茶が推奨されていました。
妊婦さんに冷えは大敵!と昔から言います。
ほうじ茶が出されていたのには、こんな効能があったからなのですね!納得!!
えっそうなの?温かい飲み物を飲みすぎると逆に体が冷えていく!
熱いお茶が見直されている理由は分かりました。
しかし、夏は暑い!とにかく暑い!!
外から帰って、熱いお茶をゴクゴク飲めますか?
わたしは絶対に飲めません。想像するだけで暑い!
そんな時は、まず冷たいお茶で水分補給し、落ち着いてから温かいお茶に切り替えるという方法でもOKだそうです。
ここで気を付けたいのは、冷たい飲み物と同じように、熱い飲み物も飲みすぎは良くありません。
熱い飲み物も「水分」には変わりありません。
水分を取りすぎると、胃腸などの機能が低下し消化不良が起こります。
それが「湿(栄養になれなかった余分なもの)」となり、血流が乏しくなるため、体の中の熱を外に逃がせなくなるのです。
湿が溜まると、冷え、むくみ・胆石・尿管結石、副鼻腔炎>の原因もなるので、余分な湿を作らないことが大切です。
最後に・・・
いかがだったでしょうか?
暑いからと言って冷たい飲み物ばかり飲んでいると、逆に夏バテになってしまうんですね!
どちらにしても、飲みすぎは良くありませんので、
一気に飲むのではなく、こまめにちょこちょこと水分補給をすることを心がけたいものです。
どうしても暑い日に熱い飲み物は飲みたくない!という人は、常温のものを飲むと良いかもしれません。
最近ではコンビニでも常温の飲み物が売られています。
今年の夏も上手に乗り切りましょう!