スポンサーリンク

有川浩さんの小説はどれもおススメで読みやすいですが、

この作品は歴代の中でもまた違った魅力があります!

 

読み終わったあとはタイトルの意味に気付くはず!

仕掛けが小説内に散りばめてあり、

きっとするすると読めると思います。

 

スポンサーリンク

有川浩さんの小説は読みやすい

有川浩さんといえば「図書館戦争」や、映画化された作品も多数あるので

知っている方も多いかと思います!

その中でもストーリー・セラー

マイナーな部類に入るでしょうか?

 

私は初めてこの小説を読んだ時に衝撃を受けて、

何回も繰り返し読むくらいに

自分の中でのお気に入り小説になりました!

 

堅苦しい文章は一切なく、

ストーリーの一行目から惹きつけられて世界観に浸ってしまうくらい、

有川浩さんの文章は読者を魅了する力を持っていると思います!

 

このストーリーはサイドAとサイドB、

二つの見出しによって構成されていますが、

短編(中編?)と言うわけではなく

二つのストーリーが後で繋がっていくんです!

 

私の理解力が乏しいので、何回も読み返してカラクリがわかりました!

思いついた有川浩さんを尊敬します!

 

スポンサーリンク

出てくる登場人物に感情移入してしまう

おおまかに言うと登場人物は、

サイドAでは病気を患った小説家の「妻」デザイン事務所に勤めている「夫」

あとは「妻」の方の親戚が出てきます。

 

序盤は「妻」が治す手立てがない病気と診断される所から始まります。

そこから2人がどう出逢ったのか、

小説家を続けるかどうか、と展開があり

ここまで夢中で読んでいました!

 

サイドAでは「妻」は亡くなり、「夫」が遺される場面で終わります。

「妻」が自宅で執筆中に亡くなる前に、「夫」に手紙を書き残しており

その内容も読んでぞくっときました。

 

小説なのにまるでドラマを、映像をそばで見ている感覚になり

感動しました。

有川浩さんの表現力や世界観が個人的に好みです!

 

少しややこしいですがサイドBでは、

「サイドA」を書いていた小説家「妻」と、旦那様である「彼」が出てきます。

個人的にはサイドAの「夫」より、

サイドBの「彼」さんの方が思いやりがあって好きです!

 

スポンサーリンク

ストーリーの展開がうまい!

はじめはただの小説と思わせておいて、

サイドBに切り替わると見開きで場面が変わり、

「次はどうしよう・・・」の台詞に「えっ?!」と思わず驚かされました!

 

この台詞はサイドBの小説家「妻」。

今まで読んでいたサイドAは

後で出てくるサイドBの小説家「妻」が書いたお話だったんです!

 

こういうのを二重構造、と言うと聞いたことがあります!

読者を飽きさせず、そのままサイドBでもストーリーは続き

今度は「彼」がすい臓がんに罹ってしまいます

 

「妻」はこうなったのは自分のせい、だったら逆夢を起こす、

「こんな運命は認めない」とストーリーを書き続けます。

 

大切な人をなくすかもしれない恐怖にさらされながらも

怒りをエネルギーに変える姿は、

胸に迫るものがあります。

 

「妻」と「彼」との出逢い編ももちろん入っています!

「理屈っぽいけどロマンチスト」の台詞は

まさに有川浩さんのことを指す気もします!

 

まとめ

一回読んでも感動する。

何回でも読み返すと違った良さや、文章のカラクリに気がつく。

そんな作品だと思います!

 

文字だけなのに、まるでドラマを見ている気分です!

分厚い本や小説は少し苦手・・と言う方には、

ストーリー・セラーをおすすめします!

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事