「スポーツの秋」、「食欲の秋」、「読書の秋」…
秋は色々なことをするのに適している季節ですね!
私は断然「読書の秋」で過ごそうと思います。
皆さん、読書はお好きですか?
私は本の虫なので暇さえあれば紙媒体、電子媒体に限らず本を読んでいます。
しかし、「読書の秋」とは言いますが何故「読書の秋」なのかを考えたことがある人は少ないのではないでしょうか?
そこで今回は「読書の秋」の由来について紹介していきたいと思います。
そんなに昔から!?読書の秋と言われるのにはどんな由来があった?
皆さんは韓愈(かんゆ)という人物をご存知でしょうか?
韓愈は唐の時代の文人で唐宋八大家(とうそうはちだいか)の一人です。
その韓愈が、詠んだ詩に『燈火(とうか)親しむべし』という一節があります。
「時秋にして積雨(せきう) 霽(は)れ、 新涼(しんりょう)郊墟(こうきょ)に入(い)る。
燈火(とうか)稍(ようや)く親しむ可(べ)く、簡編(かんぺん)巻舒(けんじょ)す可べし」
ざっくり訳すと
「秋になると雨もやんで、涼しさが心地良く感じられろ。
夜に灯りの下で読書をするにはちょうど良い季節」となります。
その一節を夏目漱石の小説「三四郎」の中で使ったことで、「読書の秋」が一般に広まったと言われています。
まさか起源がこんな昔にあったとは驚きですよね!
また、他の説もあります。
終戦まもない頃、「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」と『読書週間』が開催されました。
この催しはたいへん好評で全国に広がっていったようです。
ここから現在の「読書の秋」に繋がっていったのではないかという考え方もあるそうです。
意外にピンとこない!?読書の秋というのはそもそも何月なの?
さて、「読書の秋」の由来が分かりましたが、
「読書の秋というのはそもそも何月なの?」と疑問に思われる方もいると思います。
気象庁によると秋は9月〜11月までになります。
そして、秋分の日(9月23日)以降、夜が長くなっていきます。
つまり「読書の秋」というのは主に10月を指すのではないのかと考えます。
まとめ
いかがでしたか?
「暑すぎず寒すぎず」の気候になってくる「秋」。
勉強や読書をするのにピッタリの季節だと言えます。
普段から本を読んでいる人もそうでない人も、今年はぜひ「読書の秋」を満喫してみてはいかがでしょうか。
今年の秋は知的に行きましょう!