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映画「劇場版教科書にないッ!」は、

2016年の6月18日に劇場公開された佐々木詳太監督によるロマンティックコメディーになっております。

元になっているのは岡田和人による恋愛コミックになり、韓国でのテレビドラマやOVAを始めとする様々なメディアで映像化されている作品になります。

 

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ストーリー紹介(ネタバレなし)

公立高校の教師・大楽有彦は、同僚の五月弥生に対して好意を抱きながらも思いを打ち明けることが出来ません。

帰宅途中に弥生の前で良いところを披露しようと、路上で喫煙していた見知らぬ少女を注意しました。

 

家まで送っていくことになった大楽は、次の日の朝から昨日出会ったばかりの白樺綾の担任を任されることになります。

綾の父親であり反社会的勢力の組長を務める男から、娘の3年間を見守ることを命じられてしまいました。

 

大楽のアパートに転がり込んできた綾との、奇妙な同棲生活が始まっていきます。

不良のたまり場とも揶揄されるこの高校では綾の存在は何かと目立って、次々とトラブルが舞い込んで来ます。

常識外れな生徒たちに振り回されていきながらも、大楽は教師としても人間的にも成長を遂げていくのでした。

 

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バラエティー豊かなキャスト

ヒロインの白樺綾を演じている森川彩香の、元国民的グループのメンバーとは思えないくらいの蓮っ葉なセリフの連呼には驚かされました。

アイドル時代を思わせるような華やかな衣装や、華麗なるダンスシーンも可愛らしかったです。

 

大楽有彦に扮している馬場良馬は、映画ばかりでなくテレビドラマや舞台などの様々なジャンルで活躍しているだけあってナチュラルな存在感を感じることが出来ました。

今時の女子高校生と世間知らずな高校教師との、噛み合わない会話や凸凹コンビぶりがユーモアセンスたっぷりなタッチで体現されていました。

一ノ瀬ワタルを始めとする強面の俳優たちが、純真無垢な高校生にキャスティングされている遊び心も散りばめられていました。

 

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映画を見た個人的感想

教師と生徒がひとつ屋根の下で生活を送るという一歩間違えると危険なシチュエーションながらも、不思議な安心感が漂っていました。

同じ部屋に居ながら、微妙な距離感を保ちながらぎこちない様子を見せているのが微笑ましかったです。

 

妄想の中だけでは縦横無尽に駆け回っていく大楽と綾の、現実の世界での進展することのないじれったい関係にも心地良い愛着が湧いていきます。

教師としての仕事に対して心の奥底ではやりがいを感じていながらも、いまいち向き合ってこれなかった大楽の葛藤が描かれているのが印象深かったです。

 

自分自身の見得や損得勘定を捨て去って、初めて教え子のために身体を張って立ち向かっていくクライマックスには胸を打たれました。

 

まとめ

生徒が教師にを導かれて成長を遂げていくのではなく、お互いが対等な立場で歩んでいく様子が見所になります。

仕事にも恋愛にも今一歩踏み込んでいけずに思い悩んでいる方たちには、是非とも見て頂きたい映画だと思います。

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