10周年を迎えたLET'S監修の、
転機を迎えた方々のエッセイとインタビュー集です。
「100人の女性が話し、書いた」
という副題がついています。
ライターやエディターを要請する
リビングの受講生と修了生が関わって作り上げた本だそうです。
未来を築く女性たち、4人の女性のインタビューです
4人の女性へのインタビューがありました。
- 39歳での離婚を切っ掛けに
書くことに目覚めた小説家 - 「高学歴女性がNPOに就職したがるのはなぜか」
を調べた「N女の研究」のノンフィクション作家 - フランス語を学ぶためにパリへ行ったとき、
うどん屋の行列を見て、
自身の出身地であるのうどん県から
パリへうどんを広めたいと運動するようになったNPOの方 - 45歳で起業し家財評価アドバイザーという職業を
編み出した方
どの方もある程度の年齢になっても、
まだまだ元気いっぱいで、
一度くらいの挫折では諦めないタフさがあります。
また、色々なことに興味を持ち、
自分の目標を定めて邁進する女性のがむしゃらさや、
ひたむきさ、熱心さがあらわれていて、
読んでいると、こちらも元気がもらえますね。
公募エッセイ「私の転機」の受賞者、入賞作
- たった一つの遺伝子が壊れ
同性愛になったショウジョウバエの展示を見て、
遺伝子研究に興味を持ち大学へ入学し研究者になった方 - 心停止から除細動器で生き返り10年経った方
- がんを克服して被災地のボランティアをされている方
- 3.11で被災後少しでも社会の役に立ちたいと、
54歳で弁護士を目指して猛勉強し、
司法試験に合格した方、 - 夫のガン宣告から食べ物がオーガニックに代わった方
- 普通にパートで頑張っている方もいらっしゃいますが、
20数年前に戦争体験を投稿後近くの学校で
話をしてほしいと言われたことから、
あちこちの学校で体験を話すようになった方
たくさんの方々のチャレンジ精神や切っ掛けが興味深く、
感心するばかりでついつい読みふけってしまいます。
雇われない働き方、多才で多彩な女性たち
こちらには、
LET'Sの養成講座修了生たちのエッセイや小説、
インタビューが載っています。
- 自分にもしものことがあったらと考え、
お子さんを「おしん」のように育てた方 - 明治の文筆家花圃についての小説
- 動物病院で看護師をしながら
ランニングに夢中な方 - 年齢や時代に負けない女性の働き方についてのインタビュー
いろいろなアドバイスが懇切丁寧に書いてあり
とても興味深かったです。
また、フリーライターやフリーランスでの仕事や
社会保険や確定申告などについても、
自費出版にまで言及してあります。
いろいろなセミナーを受けるのも一つの方法で、
そういった体験談もいろいろ載っていました。
「筆跡であなたがわかる、前向き筆跡術」
というのもあり、
LET'S修了生ら40人分の筆跡を見ると、
頑張り屋さんが多いというのも納得です。
まとめ
女性が一人で頑張ってなにかの仕事をするというのは、
まだまだ大変なことだと思います。
ですがこの本を読むと、
女性だから、
結婚して家庭が、夫や子供がいるからと、
なにも出来ないことはないという気持ちになりますね。
実際、みんな本当に頑張っているんだ
ということが分かって、
なんだかものすごく元気が出てきました。
この本は、
ぜひ男性にも読んでいただきたい、
オススメの一冊です。