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50代女性で、

クリーニングの受付をしています。

 

地域の求人募集雑誌にもよく掲載されていますが、

誌面の情報だけだと、

案外簡単な業務のように思われるかもしれません。

 

けれど、実際に研修に来られる方の半分以上は

続けていけないのが現状なのです。

 

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クレームにしない仕事ができるかどうかが肝心

その仕事内容は、傍目で見て

わかるようでわからないことが多いせいでしょう。

 

お客さん側としてみた場合、

お洋服を受け付けてもらう、

簡易的な点検作業をして、精算して、仕上がり品を渡される

という流れを見て取ることができると思います。

 

その流れの中で、実際に行っているのは、

まず工場に送る手前に

念入りな検品作業を行う必要があります。

 

この時、お客さんがいる時には気づかなかったボタン取れや傷などを、

洗う前に電話連絡して確認をとるなどが必要になってきます。

 

この作業を怠ると、

「こんな傷、出す時にはなかったよ!」とかの

クレームに繋がりかねないからです。

 

クリーニング業界がクレーム産業第一位と言われているネックが

ここだと思います。

 

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いろいろな人が来店されることも魅力の一つ

この要所要所で自分がどれだけ「仕事」をしたか、

自身で知ることとなります。

何事もなくお客様に渡せた日が多ければ

楽しくなりますね。

 

また、お洋服を持っていない人はいないわけですから、

学生さんからお年寄りまで、いろんな方が来店されるため、

人と関わり合う刺激は多いと思います。

 

中には男性の素敵なお客さんを心待ちにしているスタッフもいますが、

勿論それだけだと長く続けることは難しいのです。

 

何しろ、いろんなタイプの方が来店されます。

気の荒くて、普段は洗濯しない人でも、

お布団出したり、仕事着の返却などで

利用せざるを得ない人もいます。

 

私は、そういう人こそ接客が楽しいと感じます。

そういう人が意外と他の店との比較で金星をつけて頂けたら、

何かしらクリーニング品を探して持ってきてくれることも

結構あるのです。

 

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素材について勉強し、お客様にも語っていけることも醍醐味

クリーニングの仕事の流れの中で見えない部分に

「勉強」があります。

 

勉強?と驚いて、

研修前に後ずさりする方も多いのです。

 

衣服を扱うわけですから、

新しいデザインや、使われている素材などに

精通していなければなりません。

 

例えば、同じワイシャツでも素材がポリエステルか綿かで

工場に仕分けして送ることもあります。

 

そしてお客様にも、ポリエステル素材は熱に弱いので

プレスの段階で云々の説明をしたり、

漂白できない色柄は普通ワイシャツ洗いでは対応出来ない等と

事前に料金説明をしたり、

ワイシャツ一枚でもこんな感じです。

 

この仕事は、それはそれは奥が深いのです。

そこにやりがいを感じて、

もっと学んでしっかりお客様に語りたいと思えるか、

それならもっと簡単に稼げる職に就きたいわ、と思えるかが

分かれ道です。

 

まとめ

私はもう20年以上この仕事をしていますが、

辛い事も嬉しいこともありました。

その中で思うのは、

人として成長してこられた仕事であった、

ということです。

 

人の成長に、人間関係は不可欠と言えます。

職場は自分の居住地域ではないことも幸いしていたと思いますが、

「しがらみを離れた」場所で一対一の対話を繰り返し、

たいていの人と仲良くなる秘訣、対応能力が身につけられると、

どんな場所でも自信もついてきます。

 

人との関係性がよくなることは、

世界が広げられることにも精通しているように思います。

是非、人付き合いが苦手!と思い込んでいる人にも

お勧めしたい仕事と思います。

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