うちの長男は、小さなころから完璧主義な性格で、それが災いして苦労してきたことがいろいろとあります。
何をするにも完璧でないといけないので、なかなか進まなかったり、うまくいかなくて癇癪をおこしたりするんです。
それが幼稚園に入ったことで少しずつ良くなってきたんです。
キャンパスノートが円で埋まる
そんな長男が2歳の頃です。
丸を描けるようになって、お絵かきを楽しみ始めました。
そこで私は余っていたキャンパスノートを渡して「好きにお絵かきしてもいいよ。」と言いました。
すると嬉しそうに何かを描こうとし始めた長男。
はじめに円を描きだしたのですが、うまくいかなかったようです。
といっても、何が気に入らないのかわらかず、彼がイライラしながら円を描き続けている姿に私もイライラしてしまいました。
「いいやん、上手に描けてるやん。」というと「描けてない。上手くない。」
そういって涙目になりながら、ひたすら円を何ページにもわたって描き続け、とうとう1冊使い終わりました。
あとでわかったのですが、円の最後がきれいに閉じないと納得いかなかったようです。
幼稚園での集団生活がもたらしたもの
はじめは、そんなの全然楽しそうじゃない、とか、そんなことしてたら終わらないよという風に声をかけていました。
それでも長男は黙々と作業をし、最後は泣き出してしまいました。
私もやや似たところがあるからわかるのですが、こんな完璧主義だと生きづらいだろうなあと心配するようになりました。
ところが幼稚園に入園すると、そんな完璧主義な長男も少し変わりました。
今でも工作の時間はいつも最後までこだわって作業しているようです。
だから途中で終わってしまうこともあるのだとか。でも集団生活ではルールがあり、終わりは終わり。
そのなかで自分が納得いく作品が作れるようになってきたようです。
それは家でのお絵かきや工作のときも自己完結がうまくなったように思います。
まとめ
子どもも大人と同じく性格も本当にそれぞれですよね。
長所になったり短所になったり、それを母親はついて不安視してしまうことも多いと思います。
だから、家庭から離れて幼稚園などで集団生活を送ることは、子どもにとっても親にとっても成長をもたらしてくれる大事な機会なんだなあと思いました。