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砂糖といえば、私たちの食生活に欠かせない調味料の一つ。

砂糖が売られているコーナーへ行くと、白い砂糖茶色い砂糖が並べられています。

白い砂糖は「上白糖」、茶色い砂糖は「三温糖」ですね。

上白糖の方が若干安い値段で売られていますが、そもそも上白糖と三温糖にはどんな違いがあるのでしょうか?

三温糖は茶色の添加物が入っている?子供に食べさせると危険?

いろんな情報が出回っていますが、実際のところはどうなのか知りたい!

という事で、今回は三温糖について調べてみました。

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砂糖は何からできている?

砂糖と言えば、日本人のほとんどの人が白い砂糖をイメージすると思います。

砂糖は、サトウキビや甜菜(サトウダイコン)などの植物が原料となっている自然食品です。

 

実は・・・筆者は南の島生まれなので、サトウキビを原料にした「黒砂糖」を作ったことがあります。

地域の行事として黒砂糖作りがあるんですよ♪

昔はイヤイヤ参加していましたが、今思えば素敵な行事ですね。

黒砂糖は、サトウキビの汁を搾って煮詰めて作ります。(とても時間がかかった記憶が・・・)

 

では、砂糖はどのように作られるのでしょう?

まず、原料から不純物を取り除き、糖分を取り出します。

これを結晶化し、転化糖を加えたもの上白糖です。

(※転化糖とは、砂糖をブドウ糖と果糖に等量分解した甘味料のこと)

ここで筆者は思いました。

えっ?原料にサトウキビが入っているのになぜ白い?上白糖の白は漂白しているの?と・・・

いえいえ、それが違うんです!!

上白糖が白いのは、砂糖以外の不純物を取り除いた結果なんだそうです。

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三温糖は上白糖より害があると言われる理由!?

ここでまた疑問が生まれますよね。

不純物を取り除いて白になるという事は、三温糖には不純物が残っているの?と・・・

調べてみると、上白糖も三温糖も製造方法は同じという事が分かりました。

砂糖が作られる際、上白糖が先にできあがります。

しかし、残った糖液にはまだ糖分が残っているんだそうです。

それを再び煮詰めていき、結晶を取り出すという作業を繰り返します。

何度も加熱していくうちに砂糖が焦げてカラメル色になっていきます。

これが三温糖なのです!

↓こちらのウィキペディアの図が分かりやすいです。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a3/Production_of_sugar.png

カラメル色素とは?

ただ、筆者は三温糖を調べるうちに気が付きました。

インターネットで調べていくと「三温糖、カラメル色素、危険」など、なんだか不安になるような言葉が・・・

えっ?砂糖が焦げてカラメル色になるんじゃないの!?

幼い子を持つ母親としては「危険」なんて言われると心配。

 

カラメルカラメル色素違いは何でしょうか?

調べてみると、

カラメルとは・・・砂糖を加熱して、褐色に焦がしたもの。

カラメル色素とは・・・褐色の着色料。食品添加物。

とされていました。

そして、カラメル色素にはⅠからⅣまでの4つの種類があるのです。

カラメル色素を作る工程で、亜鉛酸化合物やアンモニア化合物を使用するかしないかによって決められています。

  • Ⅰ:亜鉛酸化合物 不使用、アンモニア化合物 不使用
  • Ⅱ:亜鉛酸化合物 使用、アンモニア化合物 不使用
  • Ⅲ:亜鉛酸化合物 不使用、アンモニア化合物 使用
  • Ⅳ:亜鉛酸化合物 使用、アンモニア化合物 使用

一番安全なカラメルⅠは、残念ながら製造にコストがかかるため、ほとんど使われていないのだとか・・・

そしてカラメルⅡは、日本では製造禁止となっているようです。

また、カラメル色素が使用されている食品には、「カラメル色素」と表記されていますが、ⅠからⅣの種類までは書かれていないのです。

この事実を知ると、カラメル色素と表記されている食品を警戒しちゃいますよね。

 

さて、それが三温糖とどう関係しているの?と思いますが、実は三温糖の中には、上白糖にカラメル色素で着色したものも売られているのです。(それって三温糖もどき?)

なので、インターネットで出回っている「三温糖が危険」というのは、三温糖が危険なのではありません!

上白糖をカラメル色素で着色した、三温糖もどき?が危険な可能性があるということでした。

三温糖を購入する際は、カラメル色素の表記を確認してから購入したいですね。

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砂糖を使い分ける?結局砂糖はどれがいい?

上白糖と三温糖の違いは分かりましたが、結局どちらの砂糖が良いのでしょうか?

カロリーや栄養面からすると、どちらの砂糖もほとんど違いはないそうです。

 

違うと言えばでしょう。

三温糖は上白糖より甘みが強く、コクがあります。

甘辛い煮物や、照り焼きなど、甘さを生かした料理に向いています。

一方、上白糖は三温糖よりも濃すぎず、バランスの良い甘みです。

上白糖はどのような料理にも合う万能な砂糖ですが、自分の好みによって使い分けても良いですね!

最後に・・・

いかがだったでしょうか?

先ほども言ったとおり、三温糖と上白糖はカロリーに違いはありません。

しかし、三温糖は甘みが強いので、上白糖より少ない量で使用できます。

という事は・・・ダイエットには三温糖が良いのかもしれませんね??

 

そうそう!!

三温糖の方が若干高く売られている理由ですが、流通量が関係しているそうです。

上白糖の方が圧倒的に多く流通しているため、三温糖よりも安く提供できるのだとか・・・

なるほど!!

筆者が普段使っているのは三温糖なのですが・・・

今までは「黒砂糖に色が似ている」という理由だけで三温糖を選んでいました。

これからは、ちょこっと意識して使い分けてみようと思います。

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