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植物は、花によってくるハチを利用して

受粉を行っています。

自然にとって、なくてはならないハチは

守るべき対象でもあります。

 

スズメバチのように警戒するべき種類もいますが、

ミツバチは基本的に攻撃的な性格ではないので、

恐れることはありません。

 

しかし、世界を見てみると

日本のミツバチとは違って非常に危険な種類もいます。

それがキラービーという呼ばれ方もする

アフリカナイズドミツバチです。

 

そんな恐ろしいミツバチとは

一体どのような生き物なのか、

その実態について見ていきましょう。

 

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アフリカナイズドミツバチには有用性があるってホント?どんな使い道?

アメリカ大陸に広く生息しているアフリカナイズドミツバチですが、

そもそも自然に生まれたものではなく

養蜂のためにセイヨウミツバチとアフリカミツバチをかけ合わせたものです。

 

攻撃性が非常に強く人間に害をもたらすハチになってしまい、

とても養蜂に向く性格ではありません

 

では全く役に立たないのかというと、

有用性は残っています。

それは非常にプロポリスを作るのに適している種類だ

ということです。

 

アフリカナイズドミツバチというのは、

たしかに個体でも凶暴ですが

普通のミツバチと一緒で集団で生活をしています

外的に対して警戒心が強く、

守りを強固に固めるため巣作りをしていきます。

 

その巣を病原菌などの外敵から守るためにつくられるのが

プロポリスです。

 

プロポリスというのは、自然に存在する抗菌薬のようなもので、

人が摂取すれば風邪などの予防ができますし、

免疫力の向上、自律神経を整えるといった優れた効果をもたらします。

 

特にアフリカナイズドミツバチは

細菌が繁殖しやすい高温多湿の機構に生息しているので

細菌から守る力は高いし、運動能力も高いので

材料となるものを採集しやすく質の高いプロポリスを作ってくれます。

 

そのことから

アフリカナイズドミツバチを育てる養蜂家も少なくありません。

 

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アフリカナイズドミツバチの蜂蜜は美味!?巣をすぐ捨てるのはなぜ?

アフリカナイズドミツバチは、

高品質のプロポリスを育てる種類ではありますが、

ミツバチですから多くの蜂蜜もつくりだします。

 

その味はというと、

濃厚かつ爽やかで美味しいと評判です。

お菓子作りをしたいのならば、

その甘さは最適です。

 

日本では、ブラジルの会社がつくっている

フェアトレード蜂蜜の瓶が手に入ります。

 

そんなアフリカナイズドミツバチですが、

巣を頻繁に捨てるという習性を持っています。

巣に執着することはなく、

餌を求めて季節の変わり目に場所を次々と移していくからです。

 

また警戒心が強いことから、

養蜂家が近づくだけでも巣を捨ててしまいます

その攻撃性からは想像もできないくらい、

とても繊細なハチといえるでしょう。

 

凶暴でなおかつ巣を簡単に捨てるという習性を考えると

蜂蜜を採取することは容易なこととは言えません。

 

採集をするときには巣だけでなく

車にも燻煙機で煙を充満させて、

作業を終えた後も防護服を脱がずに

そのまま何キロも走らなければ危険なくらいです。

 

しかし人間もそれで諦めることはなく、

さらにアフリカナイズドミツバチの改良を行うことで、

性格を穏やかにして養蜂がしやすいように

試行錯誤をしているのです。

 

そのおかげか、以前よりも温和になったと言われています。

 

アフリカナイズドミツバチとスズメバチの実験についてはこちら

アフリカナイズドミツバチ(キラービー)とスズメバチの実験、どちがら強い?日本には生息する?

 

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まとめ

アフリカナイズドミツバチは、

キラービーと呼ばれるほどに凶暴なハチです。

人が交配することでつくられたものですが、

いまやアメリカ大陸に広まっています。

 

防衛本能が強く細菌の繁殖しやすい場所で生きていることから、

高品質のプロポリスを生み出すハチです。

そしてハチミツも美味で、

人間には脅威であると同時に、

多くの恩恵をもたらします。

 

しかし巣を簡単に捨てる習性もありますし

近づく人間を攻撃することから、

養蜂は簡単ではありません。

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