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グレーテルのかまどは、名作「グレーテルのかまど」をもとにしたスイーツ作りの番組です。

 

ヘンゼルとグレーテルの末裔である、15代目ヘンゼルこと瀬戸康史が、

仕事で忙しい姉のグレーテルがいつも描き残していく謎のメッセージをもとに、かまどの力を借りて毎回スイーツを作る内容です。

きっかけは瀬戸さんのファンだったのと、お菓子が好きだからでした。

 

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単なるスイーツ番組ではない

毎回ヘンゼルが挑むスイーツは、国内や海外で有名な作家や芸能人が愛したものを再現したもので、

料理番組のようにひたすら作り手順を紹介しているだけではありません。

 

そのスイーツを作家たちが好きになったエピソードや、その土地に関する珍しいスイーツや行事を紹介したり、作家たちの生い立ちをたどりながら進行するので、

スイーツ作り以外にも学べることが沢山ある番組です。

 

毎回、瀬戸さんの衣装や髪型も変わるのも見どころです。

お菓子作りでありがちな、「一晩寝かせる」という場面では、「そんなの、待てないよ。」とヘンゼルが言うと、

かまどが訳のわからない呪文を唱え、一晩寝かせたものが登場したりする面白い場面が時々あるのも、楽しいです。

 

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しろくまを食べ損ねた浅田さんがかわいい

今回ヘンゼルが作るのは「鉄道員」などで有名な作家、浅田次郎が好きな「しろくま」と呼ばれるスイーツです。

 

私は九州に修学旅行に行きましたが、しろくまの名前は知っていても、九州で食べられるとは当時は知りませんでした。

アイス売り場に売っているけれど食べたことがなく、食べるならアイスバーよりもカップでトッピングされているタイプが良いかなと思うくらいでした。

 

浅田次郎さんは仕事で鹿児島に行った時、しろくまが食べたいと思っていましたが、

「食べたい。」と言うのが恥ずかしくて、「しろくま、しろくま。」と呟いたりして、気付いてもらおうとしたそうです。

 

ですが、ご当地の和菓子を出してもらえても、しろくまにありつけずに終わってしまい、悲しい思いをしたそうです。

男の人は甘い物を食べないイメージがあるし、子供ならいいけれど、「大の大人が」と思ったのだと思います。

 

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しろくまはスイーツ屋さんで生まれたわけではなかった!

しろくまは、きもの屋さんが夏に商売になるものはないかと、子供向けのミルクから思いついたかき氷でした。

昔からのしろくまの喫茶店も鹿児島にあるそうで、九州名物なのは知っていても、鹿児島とまでは知らなかったし、食べ物とは無縁のお店が考えたことも驚きました。

 

最初の頃のしろくまは、かき氷の中に和菓子などを入れ、

てっぺんのトッピングの小豆やサクランボがお客さんにはくまの顔に見えたので、しろくまと呼ばれるきっかけになったそうです。

 

白い豆はこの土地では「とろくすんまめ」と呼ばれ、6つならべた長さが10寸だからだそうです。

練乳をたっぷりかけたところに、ヘンゼルは自分なりに寒天などを使ってくまの顔を作ります。

 

浅田さんは2度目に鹿児島に来る機会が設けられ、その時はカツを頼みましたが、デザートにしろくまを注文し、2つめも注文したそうです。

やはり、暑い鹿児島で、冷たいしろくまを食べることにこだわったと言います。

 

まとめ

「しろくまは、九州の人にとってはごちそうなんだね。」とヘンゼルが言っていて、

色々なスイーツが乗っていて、お腹がいっぱいになりそうなのは勿論、色々な人のエピソードや歴史が詰まっているからなのかなと、なるほどと思いました。

 

しろくまは、食べたことがないけれど、食べようと思えば食べられるけれど、

やはり鹿児島へ行った時にしようかなと思います。

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