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には様々な食品が旬を迎えますが、

魚介類の中にも旬を迎えるものがあるのをご存知ですか?

 

3月から5月にかけて旬を迎えるのが『ホタルイカ』です。

富山県の特産品として有名ですね!

 

春先から漁が解禁されるホタルイカ。

酢味噌和えはビールにも焼酎にも合う、とっておきのお酒のお供!!

 

食卓にあがることも多いのではないでしょうか?

 

わたしもホタルイカの酢味噌和えは大好きで、

居酒屋に行った時は必ず食べちゃいます。

 

小ぶりなイカでとても美味しいのですが、

『子どもが口にしても大丈夫?』そう思ったことはありませんか?

 

今回は、そんな疑問に迫っていきます。

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注意!ホタルイカの生食に潜む寄生虫とは!

生魚にはアニサキスなどの寄生虫がいますが

ホタルイカスルメイカにも寄生虫がいることをご存知ですか?

 

旋尾線虫といって、体長0.8~2㎜ほどで主に消化管(内臓)に寄生します。

この幼虫が体内に侵入し、私たちの体に異常をもたらすのです。

 

感染しすると

・皮膚のミミズ腫れや水ぶくれ

腹部膨満感

・激しい腹痛や嘔吐

などを引き起こします。

 

腸を食い破り侵入してくるため、特に腹部に症状が顕著に表れ

感染威力はすさまじいものとされています。

 

ひどい場合には、腸閉そく(イレウス)に陥り、

稀に手術が必要となることもある恐ろしい疾患です。

 

感染者の多くは、お酒のお供イカを食べた中年の男性です。

食卓にあげる際は、正しく調理したものを出すようにしましょう。

 

このように、大人が感染しても辛い疾患であるため、

腸の発達が未熟な子ども(特に幼児)に、

ホタルイカを生で食べさせることは控えた方がよさそうですね。

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ホタルイカの寄生虫は加熱すれば大丈夫?

 

わたしたちがよく口にするお刺身やお寿司にも寄生虫は存在します。

 

きちんとした調理法で提供されているため、

わたしたちは美味しく頂くことができるのです。

 

では、ホタルイカはどうでしょうか?

調理法についてお話していきます!

ホタルイカの処理方法とは・・・

ホタルイカは、通常の魚に比べると腐敗の進行がとても早いため

生で口にすることはあまりオススメできません

 

どうしても生で食べたい場合は、

内臓を取り除きよく洗うことで感染の危険性は極めて低くなります。

 

しかし、確実に安全に摂取するためには、

やはり冷凍して殺菌した方がよいかもしれません。

 

マイナス30度で4日間以上

中心がマイナス35度で15時間以上

マイナス40度で40分以上

 

これらのいずれかの条件で冷凍殺菌をすることが

厚労省からの通達で義務づけられています!

 

加熱する場合は、沸騰したお湯(60度以上)に30秒ほど入れボイルします。

こうすることで旋尾線虫は除去され、食べても問題ないとされています!  

ホタルイカの栄養素は?

ホタルイカにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか?

 

ビタミンA → 内臓に含まれ、目・肌・粘膜などの保護免疫力促進などに効果的

ビタミンE → 抗酸化作用で、細胞の老化防止やホルモンを生成・分泌する効果あり

タウリン   → 血糖降下作用、善玉菌を増やす作用、心筋バランス維持作用がある

 

ホタルイカを食べることで、疲労回復眼精疲労の改善老化防止肝機能改善などが期待できるといわれています。

 

ホタルイカは正しく処理・調理すれば、栄養吸収に効果的でさらにおいしい、一石二鳥の食材です!

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まとめ

今回は、ホタルイカに寄生するあまり知られていない寄生虫、

旋尾線虫の話を中心にお伝えしてきました。

 

あまり知られていない疾患であることに加え、

細菌性腸炎やアニサキス症などの症状に類似しており、

これらの疾患に間違われることもあります。

 

症状があり、『最近ホタルイカを食べたかも…』と心当たりのある方は、

お医者さんにひとこと伝え、正しい治療をしていくことをおススメします。

 

お子さまやご高齢の方の摂取には十分注意旬のホタルイカをおいしく味わいたいものですね!

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