私が子供の頃は騎馬戦や棒倒しなどの競技もありましたが、最近は危ないからという理由で、競技がおとなしくなっています。
それでいいのかなと思っていたら、夫の転勤先の沖縄の小学校はまだまだ昔ながらの競技が行われていました。
馬戦も健在!綱引きは郷土色が豊かです
沖縄の小学校は騎馬戦も行ないます。
男女は別に闘いますが、相手の帽子を取り合います。
小学生と言えども、迫力のある競技で見ていても楽しいです。
子供たちで作戦を考えたりするそうで、面白いですね。
去年は、全員が様子見してしまうというあり得ない騎馬戦になりましたが、なんでもかんでも取りやめにしてしまう風潮はどうかと思います。
綱引きは郷土色が豊かです。
まずは綱引きにつきものの、旗頭(はたがしら)と呼ぶ、のぼり旗を上下にゆすります。
綱引きのかけ声は東京周辺は「オーエス」でしたが、沖縄は「ハイヤー」です。
子供たちの競技になったり、親の競技にもなります。
時には校長先生が参加されることもあります。大いに盛り上がる競技です。
ダンスも郷土色がたっぷり!
ダンスも運動会で披露されますね。
地域の民謡が踊られることもあるでしょう。
最近はよさこいソーランを踊ることもありますね。
沖縄ではエイサーを踊ります。
エイサーは旧盆の時に先祖を供養するための踊りです。
目的は本土の盆踊りと同じなのでしょうが、踊りは全く違います。
大小の太鼓を持って、舞い踊ります。
太鼓を持ったまま飛び跳ねたりと激しい動きのダンスです。
もともとエイサーを踊るための曲もありますが、最近では「島人ぬ宝」や「笑顔のまんま」や「ダイナミック琉球」などの曲でも踊ります。
最後は観客も一緒になってカチャーシーを踊るところがなんとも沖縄らしくて良いと思います。
郷土愛を育むのはとてもいいことだと感じるからです。
組体操はいつまで出来るかしら
6年生は運動会の華、組体操を披露します。
何か月も前から、朝の時間や休み時間を全て練習時間に充てて、子供たちも一生懸命でした。先生たちも安全第一で指導に熱が入ります。
当日は全ての先生がサポートに入り、万が一に備えます。
終わった後は担任の先生が涙を流していますが、見ている親も胸が熱くなります。
人間ピラミッドはあちこちでケガしてしまった子供がいたことで、取りやめになってきています。
3年前までは大きな人間ピラミッドでしたが、それ以降は低めのピラミッドになりました。
反対意見が多くなってきたこと、子供の数が減ってしまった事でいつまで続くかわかりませんが、安全を第一に心をひとつにするすばらしさを味わえるので続けて欲しいと思います。
まとめ
危ないから、ケガした時に責任を問われると困るからという理由で激しい競技が減ってきているように思います。
沖縄では今でも騎馬戦や綱引き、組体操が行われています。
反対意見が多くなっていること、子供の数が減ってしまった事で、だんだんと激しい競技が減ってきています。
安全第一に、しかしなんとか続ける方法を検討して欲しいと思います。