今5歳になる娘は生後2ヶ月のころから指を吸い始めました。
あぁなんとなく不潔だなとは思いましたが、雑誌や本には
「赤ちゃんの指吸いは反射的なもの」とか
「お腹の中にいるときから指吸いはみられますよ」
なんてことが書かれていたため、あまり気にしていませんでした。
1歳すぎても指吸いは治らず
とはいえ1歳を過ぎ歩くようになったのに指をちゅっちゅしていると気になります。
本には「指を吸わないように手遊びなどをして気を紛らわせて」なんて書いてありましたがずっとずっと紛らわせるのなんて無理!
ちょっと暇ができるとちゅっちゅしだすのですから。
娘のいとこも指吸いをする子でしたが、家族揃っての食事中、指を吸おうものならその家族全員から「ダメ!やめなさい!」と注意されていました。
かわいそうだと庇うおばあちゃんも「甘やかすな」と叱られる始末で、子どもの幸せを願ってのことなのに伝え方がうまくないなと感じていました。
「指吸いをやめて欲しい」と1歳の子に言葉で伝えるのは難しく、それよりも「ダメだしされた。怒られた」ということのほうが強く伝わると思いました。
わが子にはいつかやめてくれる時を待つことにしました。
プリンセスになれないよ作戦
2歳を過ぎて言葉が分かるようになる、しゃべるようになっても暇さえあればちゅっちゅする娘。
さすがにちょっと焦ってきた私。
それと同時にやはり同じように2歳を過ぎても指吸いが治らない子を持つママ友も何人かいたので安心感がありました。
もう言葉が分かるようになってきたのだからとプリンセスやかわいいもの大好きな娘に
「指をずっと吸っているとね、歯が出っ歯になっちゃってプリンセスになれないよ」
と話してみました。
私の育児方針として「鬼が来るからはやく寝ないといけない」とか怖がらせて言うことを聞かせるのは避けたいと思っていました。
手っ取り早くて簡単なのは分かっていましたがトラウマになったらいやだなとか親の都合という言葉が頭をちらつきました。
プリンセスになりたくて指吸いをやめようと頑張った娘ですが己に勝てなかったようで「プリンセスになれなくてもいい」と普通に指を吸うようになりました。
結局は禁断の脅してやめさせる作戦
3歳が近づくにつれ、指吸いをするママ友たちの子は指吸いを卒業していきました。
もちろん方法は聞きましたが「指をずっと吸うとこうなるよってこの画像を見せたよ」と大人が見ても「こわっ!」と思う画像で踏ん切りがつきませんでした。
彼女ははじめ指にわさびを塗ってみたそうですがお子さんは指吸いたさに、辛さを我慢して辛くなくなるまで吸ったらしく笑ってしまいました。
プリンセスになれないよ作戦はわさび同様娘の指吸いの欲求にどうしても勝てませんでした。
暫く悩みましたが意を決して怖い画像を見せましたがなんと娘には効かず指を吸い続けました。
もう強烈に一度脅かそうと決めた私は娘と一緒にお風呂に入りました。
長風呂してふやけた指を「指を吸ったからおばけになってきた」と強烈に脅かしたらもう指は吸わなくなりました。
無意識に吸っていることがありましたが「あ!!」というと恐怖におののいた顔になり次第に吸わなくなりました。
まとめ
怖がらせるときは中途半端に怖がらせても指吸いは治らないし怖いだけだと思った私はとことん怖がらせました。
大女優になったつもりで「おばけになってもお母さんのこと忘れないでね」としくしく泣いて見せ「大好きだよ、元気でね」と泣きまねしながら抱きしめました。
ガタッと物音がしたときに「あ!!もうおばけが迎えにきちゃったのかな!?」と怖がって見せました。3歳直前で年頃も丁度よかったかもしれません。
言葉が若干分かるしまだ物語の中に生きているためです。
トラウマになることもなかったし我が家的にはよかったです。