私には、小学5年生になる息子がいます。
外で遊ぶのが大好きな子で、勉強は宿題以外はほとんどしていませんでしたが、1~3年の頃は問題が簡単なのかテストは90点以上はいつも取っていました。
しかし4年になった頃から、70点、悪い時には60点を取るようになってしまいました。
そこで息子の答案用紙を見直して、どこが間違っているのかチェックしてみたところ、そのほとんどがケアレスミスでした。
そこで、息子がよくやるケアレスミスとそのミスに対する対応の仕方についてまとめてみます。
単位を付け忘れる、もしくは違う単位を書いている
算数の文章問題で、式も答えも合っているのですが、単位を書いていない、mと書かないといけないところをcmで書いているという事がよくありました。
息子の性格はとてもせっかちで、せかせか問題を解くせいか、単位を抜かしてしまうのです。
そこで、問題を読んだあと、式を書く前に、先に答えの箇所に単位だけを記入しておくというやり方を教えて、実践させました。
最初のうちは、なかなか身に付きませんでしたが、何回も問題を解いているうちに、先に単位を書く事ができるようになってきました。
そして、
「単位を忘れると点数がマイナスされてしまうよ。せっかく解く事ができているのに、もったいないね」
と話し、自分のミスを認識させ、意識が向くようにしました。
問題をきちんと読んでいない
小学4年生から成績が下がった理由の一つに、問題をきちんと読めていないという事が挙げられると思います。
- 間違っているものを選びましょうなのに、正しいものを選んでいる
- 記号で書きましょうと書かれているのに、単語を書いてしまっている
等、問題をちゃんと読んでいれば、間違わないミスが増えました。
おそらく、1、2年の頃から問題はよんでいなかったのでしょう。
しかし低学年の問題はそれほどひねった問題はないので、なんとなく解けてしまっていたと思われます。
そこで、問題文は必ず読む事、問題文の大事な箇所は〇で囲む事を徹底して教えました。
これが一番苦労しました。
特に、理科や社会など写真や絵がある科目は、問題を読み飛ばし、図を見ていきなり解いてしまう事が多いという事が分かりました。
毎日のように「問題を読む!」と声かけしています。
見直しがきちんとできていない
- 正しい箇所を書き抜きましょうと書かれているのに、漢字を平仮名にして写している
- 句読点が抜けている、問題をやらずにとばしてしまっている箇所がある
というミスも結構ありました。
見直しさえすれば、こんなミスは減るのではないかと思い、口酸っぱく
「見直しした?」
と聞いていましたが、どうやら見直しの仕方が分かっていなかったようです。
見直しが異常に早いので、ちゃんと見直しができていないという事が分かりました。
そこで、テストで間違った問題だけコピーをし、間違いノートを作って、ノートに貼り、自分がよく間違う箇所を見直すようにさせました。
よく間違うところを、見直せば良いというのが最近分かってきているような気がします。
まとめ
最初、単位忘れ、写し間違いなどを私はケアレスミス、小さなミスだと思っていました。
しかし、ケアレスミスは決して小さなミスではなく、意識を向けないといつまでも同じことを繰り返してしまう大きなミスであるという事に気づきました。
ミスの癖は、人それぞれなので、自分のミスがどこで行われているのかをしっかりと認識し、繰り返さない工夫を考える事が大切です。