30代の女性です。
20代の時に
その頃仲良しで毎日のように遊んでいた
女友達が結婚式を挙げることになりました。
その結婚相手は、
私が紹介した男友達で、
付き合うことになったという時は
とてもびっくりしたのを覚えています。
そして、
トントン拍子で事が運び
結婚式を挙げるということで
もちろん結婚式にも呼ばれました。
ワクワクして結婚式場に向かうと・・・
結婚式場まで
バスで3時間程掛かりました。
北海道の雪道で
着いた頃には疲れてしまっていたのを
よく覚えています。
とても立派な会場で
100人近く出席者がいました。
チャペルで二人の姿を見た時は、
疲れていた私も感動で
自然と涙が落ちました。
ただ二人が歩いていただけなのに
込み上げてくるものがあったのです。
披露宴は、
高級フランス料理のフルコースでした。
高級フランス料理は
普段では手が出ないので
「これなんだろう?」というような料理が
次々と運ばれてきます。
食べていると、
スライドショーが流れ始め
私と遊んでいた頃の写真も流れていました。
田舎の結婚式なので、
知人も多く、
とても恥ずかしかったです。
私を待ち受けていたものとは
正直、
移動時間が長すぎて、
疲れやストレスからか、
式の時間が少し長いなと感じ、
帰りたいと思っていた頃です。
何かの式目の時に
マイクを持った友人が
私の名前を呼んだように聞こえました。
急にスポットライトが当たり
「...は?」となり
私だけ場違いな感じでした。
そして、
女友達が私の所に来て
私との思い出映像を流し周りが注目する中、
二人で式場の真ん中を歩かされたのです。
私はその時、
緊張していたのか恥ずかしいのか
泣きながら歩いていました。
驚きが強く、
嬉しいという感情はなかったと思います。
歩き終わると私の頭に
友達が何かを乗せたんです。
なにかと思えば
なんとティアラが
私の頭に乗っていました!
当時は頭の中が
クエスチョンマークでいっぱいでした。
その後席に戻ると
カメラマンがきて
「なにか一言!」
という無茶ぶりまで言われ
「あー、もう最悪!」となりました。
幸せいっぱいで頭の中お花畑なのはわかるが・・・
私の友人が
こんなにも私の事をわかっていなかったのかと
思ってしまいました。
友人なら
やられたら嫌な事は理解しているはずだと思います。
今でも
次々と嫌な思い出が
走馬灯のように流れます。
これをなんで書こうかと思ったかというと
家を掃除している時に、
この問題のティアラがでてきたんです。
よく見ると
100均とまでは言い過ぎですが、
キラキラとしたダイヤに
プラスチックの串が付いたものでした。
それぐらいのクオリティで
持っていてもちょっとなぁという感じです。
いい思い出が
水の泡になるティアラだと思ってます。
捨てるに捨てられないし
普段使いもできる代物でもないし
何年も経った今でも困ってます。
まとめ
贈り物を贈る時は、
私もそうですが、
時間がないにしても
相手の気持ちを一番に考えましょう。
決して自分が渡したいからという
気持ちが先行した
自分本位のプレゼントは避けた方がいいと断言します。
自分が共有して渡したいものは、
あまり仲良くない知り合いならいいと思いますが、
これからも関係を続行したいのであれば
相手が困らないものが一番です。
家電やハンカチのようなちょっとしたものなら
好みが違っても使えますし、
ブランドものであれば
万が一気に入らないとしても
売ることができるので相手も困ることないですよ。