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「パパのお弁当は世界一」は、渡辺俊美武田玲奈の二人の主演で贈る

ハートフルコメディーです。

 

ミュージックビデオなどの制作に携わってきた映像作家フカツマサカズ監督による

優しさ溢れるストーリーになっています。 

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ストーリー紹介(ネタバレなし)

大津みどりは、両親が離婚したことがきっかけで、

父親の時一とふたりだけの生活を送ることになりました。

 

幼い頃から病弱だったみどりのために、

時一は毎朝慣れない手つきながらも愛情を込めてお弁当を作り始めていきます

 

濃すぎる色合いで味は今一つなお弁当にみどりは不満たらたらですが、

しっかりと完食して空っぽのお弁当箱を時一に返却します。

 

会社の若い女性のアドバイスやインターネット上の情報を参考にして、

時一の料理の腕前は次第にレベルアップしていきます。

 

みどりの失恋で傷付いた心や受験勉強で疲れ果てた体にとって、

いつしか父親のお弁当はなくてはならない存在へと変わっていきました。

 

高校生活も3年生の3学期を迎えて、

時一のお弁当作りも終わりに近づいていくのでした。 

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主演のふたりの俳優の魅力

主人公の大津時一を演じている渡辺俊美の

不器用な生きざまながらも真正面から娘の成長に向き合っていく

お父さんぶりが微笑ましかったです。

 

紅白歌合戦にも出場したミュージシャンが、

俳優として意外な才能を発揮しているのには驚かされました。

 

自身も、高校生のひとり息子のために

3年間お弁当を作り続けた経験をまとめたエッセイを執筆していて、

映画初主演となる本作品の中でも飾らない人柄がにじみ出ています

 

時津みどりに扮している、武田玲奈のフレッシュな魅力も良かったです。

 

2015年の「暗殺教室」でのデビュー以来活躍中の女優さんで、

「少女ピカレスク」の公開も待ち遠しいです。

 

この映画でも少女から大人の女性へと変わっていく瞬間を

鮮やかに体現していました。

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映画を見た個人的感想

娘のために3年間毎日お弁当を作り続けていく父親と、

そのお弁当を食べるとの絆には心温まるものがありました。

 

映画序盤で映し出される黒焦げでぐちゃぐちゃになった玉子焼きにも、

不思議と愛着が湧いてきます。

 

ひとつ屋根の下で同じ時間を過ごしながらも、

普段はなかなか素直な気持ちを伝えることが出来ないもどかしさに共感しました。

 

ふりかけのパッケージにマジックで書き込まれた励ましの言葉や、

空っぽのお弁当箱の底にコッソリ忍ばせたメッセージカードが感動的でした。

 

3年間お弁当を食べ続けた娘からの、

父への思わぬプレゼントにはホロリとさせられました。

 

小さなお弁当箱を通して、「家族とは何か」という大きな問いかけについても考えさせられました。 

まとめ

いまどきのステップファミリーやシングルファーザーの、

リアルな生活の風景や本音が体現されているのが見所です。

 

毎日大切な人のために食事を作っている人ばかりではなく、

美味しく召し上がっている人にも見て欲しい1本です。

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