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航空自衛隊には航空救難団という組織があります。

本来は自衛隊機などが墜落した際に救助に向かうことを目的に創設された組織ですが。

今の日本では山岳遭難事故や大規模な海難事故などに出動することが多い部隊です。

そんな彼らが人知れず如何にして戦ってきたのか。

バンダイビジュアルで多くの作品を手掛ける映像プロデューサー杉山潔氏が雑誌『スケールアヴィエーション』で連載してきた様々な記録を一冊に集めたのが本作です。

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一躍有名になったのが、東日本大震災

執筆しているのはバンダイビジュアルで数々の映像作品を担当してきたプロデューサーの杉山潔氏です。

彼は震災後、甚大な被害を受けた大洗町の町おこしの起爆剤となった『ガールズアンドパンツァー』の製作を手がけており、また、その数年前に、航空自衛隊の小松救難隊を舞台にした『よみがえる空』という地上波で放送されたアニメーション作品を作っています。

今回、そのブルーレイボックスが発売されることとなり、久しぶりに思い出して読み返したのです。

久々に読み返すと、薄れつつある東日本大震災の記憶が色濃く脳裏によみがえってきます。

日々の忙しさに取り紛れてしまう、これは怖いことだ、と思うのです。

杉山氏は、震災以前からずっと継続して取材をしており、その流れの中で震災をとらえ、その後をずっと見てきたのです。

もっと世の中に知ってもらいたい、と願うことも、そして、その問題点も含めて。

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『救難最後の砦』と呼ばれることの意味

実は、昨年にもこの救難団では訓練中のヘリコプターが墜落、その乗員が亡くなっています。

日々のニュースに埋もれて、その顛末は殆どの人には知られていません。

このシリーズでは、過去にもあった様々な事故やミッションを丹念に取材し、書いているのです。

今の日本にはこんな過酷な日々を生きている人々がいる、ということを、どうか、少しでも広く知ってもらいたい。

彼らの存在そのものが『救難最後の砦』と言われるゆえんなのです。

そんな思いで、杉山氏は今も連載を続けているのです。

 

前述のアニメーション作品『よみがえる空』を製作することになった顛末も、この本で語られています。

どうかこの本だけでなく、アニメーションの方も少しでも多くの方に知っていただきたい。

地味ではありますが。とても丁寧に作られた、リアルな物語なのです。

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まとめ

この数年、どちらかというと戦車アニメ『ガールズアンドパンツァー』で有名になった杉山潔氏ですが。

もともとの得意分野はこちらだったよな、と改めて思いました。

そんな彼が、思いを込めて作ったアニメーション作品。

そしてそのベースとなったリアルな実像である取材記録。

様々な想いを込めた文字が並んでいます。

知ってほしい、と改めて思いました。

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