世界には恐ろしい生き物が多く存在し、
その一つに挙げられるものが蜂です。
蜂といっても身近にいるミツバチなどとは違い、
毒が強力であったり攻撃性の高いものなど
危険性が大きいものです。
日本にはスズメバチという
毎年何件も被害が出ているものや、
外国ではキラービーと呼ばれる
攻撃性の高い蜂が存在します。
これらは別々の場所に住んでいるので
どちらかが強いかは自然界ではわかりませんが、
実験による結果も出ているのでそれを見ることができます。
アフリカナイズドミツバチ(キラービー)がスズメバチと戦った実験の結果は?
キラービーはアフリカナイズドミツバチとも呼ばれており、
アフリカミツバチと西洋ミツバチの交雑種です。
攻撃性が非常に強く、
人間が襲われて死亡する例もあり
とても恐れられています。
一方でスズメバチは様々な種が存在しますが、
その中でも特に大きく凶暴で好戦的なものが
オオスズメバチです。
日本でも毎年多くの人が被害にあっており、
死亡する例も少なくないため
とても危険です。
さらに他の昆虫を襲ったりもし、
その対象には自分よりも小さな蜂も存在します。
オオスズメバチの場合は
自分よりも小さな黄色スズメバチの巣を襲ったりするなど、
この種の中でも特に危険な存在です。
このような蜂たちを戦わせた実験があり、
その結果は歴然としていました。
アメリカで被害の大きいキラービーですが、
これの駆除にオオスズメバチを導入するという案がありました。
しかしその際に行われたことで、
圧倒的にオオスズメバチのほうが恐ろしいということになり
導入が断念された結果となります。
それもそのはずで
西洋ミツバチの巣であれば数匹いれば制圧できるほど、
蜂の中でも群を抜く攻撃力がある存在です。
体格の差もあり
キラービーが数万匹いるよりも、
オオスズメバチが数匹いる方が被害が大きいです。
アフリカナイズドミツバチは日本にも生息する?被害はあった?
結論から言うと
アフリカナイズドミツバチは、
日本には存在しません。
そのため日本で被害にあうといったことは、
起こってはいません。
アメリカ大陸にはもともとミツバチは存在しておらず、
ヨーロッパからの移民が西洋ミツバチを持ち込みましたが
飼育には適していませんでした。
そこでアフリカミツバチの熱帯での生存能力を見出し、
かけ合わせることにより
熱帯地域での養蜂に適した品種を作り上げました。
それがキラービーこと、アフリカナイズドミツバチです。
その後ブラジルから国境を越えて、
アメリカ合衆国南部のほうまで広がっていくことになります。
このようなことからアフリカナイズドミツバチは、
アメリカ大陸の一部の地域にしか存在しません。
しかしそこにしかいないから絶対にいないかというとそうではなく、
日本に侵入している確率はゼロではありません。
外来生物が日本で増えていることは、
誰かが意図的に持ち込んだか
船や飛行機の荷物などと一緒に紛れ込んでいたりする場合です。
数匹程度はもしからした偶然にも侵入している可能性もあるので、
被害などには気をつけなければいけません。
また誰かが交雑してして偶然作り出してしまう可能性もゼロではないので、
日本に生息する可能性はあります。
アフリカナイズドミツバチの大きさや有用性についてはこちら
⇒アフリカナイズドミツバチの大きさや有用性は?蜂蜜は健康食品?
まとめ
アフリカナイズドミツバチは、
アメリカの一部の地域ではとても怖がられている存在です。
攻撃性が高いため人を襲い、
死亡させることもあります。
これが恐ろしいのは集団で襲い掛かるということですが、
同じ数がいた場合には体格で勝りそれ以上に攻撃性が強い
スズメバチのほうが恐ろしい存在です。
どちらがマシというわけではありませんが、
もし見かけても刺激をしないことが大切です。
蜂がいた場合は刺激をせずに、
距離をとって被害にあうのを防ぎましょう。