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映画「ドリームガールズ」は、

2007年2月17日に劇場公開された

ビル・コルドン監督によるミュージカル映画になっております。

 

元になっているのはヘンリー・クリーガー作曲、

トム・アイン脚本のブロードウェイ・ミュージカルです。

 

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映画「ドリームガールズ」ストーリー紹介ネタバレなし

1960年代のデトロイトのとある寂れたライブハウスで、

ディーナ・エフィ・ローレルの3人の女性たちは

「ドリームガールズ」を結成してオーディションを受けていました。

 

ジミー・サンダー・アーリーのプロデューサーを務めていた、

カーティス・テイラー・ジュニア

一目で彼女たちの才能を見出します。

 

最初はバックコーラスとしての仕事でしたが、

3人の歌声の魅力はすぐに話題になっていきました

 

カーティスは自身のレコードレーベルを立ち上げますが、

著作権に対する管理が杜撰だったために

他のアーティストにあっさりと盗用されてしまいます。

 

懲りないカーティスは

身銭を切って本格的なスタジオを造りますが、

次第にメンバー内の不協和音が高まっていくのでした。

 

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主演のジェイミー・フォックスの魅力

ジェイミー・フォックスが、

主人公のカーティス・テイラー・ジュニアを演じています。

 

テイラー・ハックフォード監督の伝記映画「Ray/レイ」では、

レイ・チャールズに扮してアフリカ系アメリカ人として

史上3人目のアカデミー主演男優賞に輝いている実力派の俳優になります。

 

モデルになっているのは、

デトロイトに実在したモータウン・レコードの創業者である

ベリー・ゴーディ・ジュニアです。

 

マネージャーからプロデューサーばかりではなく

会社の社長まで、

八面六臂のエネルギッシュな活躍ぶりが印象深かったです。

 

音楽業界の流れを抜け目なく読むのが上手い一方で、

1番近くにいる大切な人の心を理解することが出来ない

人間的な欠点を鮮やかに体現していました。

 

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映画「ドリームガールズ」を見た個人的感想

スターが誕生する前の独特な胎動感を捉えた映像

美しさ溢れていました。

 

華やかなショービジネスの世界に隠されている、

ドロドロとした人間模様

リアリティーがあります。

 

アフリカ系の人たちが生み出してきた音楽が、

白人に奪われてきた歴史への

痛烈な批判にも考えさせられました。

 

その一方では人種差別や価値観の壁を飛び越えていく、

音楽が持っている無限の可能性には

胸が熱くなります。

 

クライマックスでビヨンセ扮するディーナが

愛憎半ばするカーティスの前で熱唱する、

「LISTEN」の歌詞に込められているメッセージが感動的でした。

 

様々なしがらみに捉われてきたひとりの女性が、

初めて自分自身の思うままに生きていく決意

伝わってきました。

 

映画「ドリームガールズ」感想まとめ

ジャンルを越えて活躍するミュージシャンたちの共演と、

迫力満点のパフォーマンスが見どころになります。

 

ジャズやブルースを始めとする

ブラックミュージックに造詣の深い方たちには、

是非とも鑑賞して頂きたいです。

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