映画「LUCY/ルーシー」は、
2014年8月29日に劇場公開された
リュック・ベッソン監督による
SFアドベンチャーになっております。
新薬を投与されたことがきっかけになって、
脳を極限まで活性化していく女性を主人公にした
作品になります。
映画「LUCY/ルーシー」ストーリー紹介(ネタバレなし)
平凡な日常を送ってきたルーシーは、
滞在中の台北のホテルで
反社会的勢力の違法な取引に巻き込まれてしまいました。
体内に実験段階の新薬を埋め込まれて、
身柄を拘束されて厳しい尋問を受けます。
ショックにより彼女の中で眠っているパワーが覚醒していき、
驚異的な身体能力によって組織のアジトを壊滅させました。
道中出会ったフランスから
出向中の刑事であるピエール・デル・リオと力を合わせて、
次々と構成員を逮捕していきます。
次第に自分自身のコントロールが不可能となったルーシーは、
脳科学の権威として有名な
ノーマン博士の元を訪れて相談します。
博士の理論により
ルーシーの脳が100パーセントの目覚めに近づくにつれ、
恐るべき真実が明かされるのでした。
主演のスカーレット・ヨハンソンの魅力
ヒロインのルーシーを演じている、
スカーレット・ヨハンソンの多彩な表情と
体当たりのアクションシーンが魅力的です。
設定としては押井守監督の傑作アニメーション「攻殻機動隊」に登場する、
能以外は全身サイボーグと化した
草薙素子を思わせるものがありました。
2017年のルパート・サンダース監督の実写版
「ゴースト・イン・ザ・シェル」では、
ネーミングこそ「ミラ・キリアン少佐」に変更されていましたが
主人公に大抜擢されているのも不思議な縁になります。
ソフィア・コッポラ監督の賛否両論を巻き起こした問題作
「ロスト・イン・トランスレーション」での、
夫の仕事に伴って東京を訪れたアメリカ人女性に扮していた時の
名演技にも繋がるものがありました。
映画「LUCY/ルーシー」を見た個人的感想
全編を通して挿入されていく、
地球上における生命の誕生から人類の創り上げていく文明までを
再現した映像が美しさ溢れていました。
銀河系に無数に散らばっている惑星の数を超える、
人間の体内にある1000億個ものニューロンの多さには
驚かされます。
通常は10パーセントしか働いていないという、
脳の未知の領域に隠された無限の可能性に
惹き込まれていきました。
ベテラン俳優のモーガン・フリーマンがキャスティングされている、
ノーマン博士が披露する脳科学や文化人類学にまつわる薀蓄や
こぼれ話にも味わい深いものがあります。
組織の大ボスMr.チャンの魔の手が迫りくる中でも、
自らの運命と人類の未来に立ち向かっていく
ヒロインの姿には強く心を揺さぶられました。
映画「LUCY/ルーシー」まとめ
最先端の技術を駆使したビジュアルエフェクトと、
迫力満点のバトルシーンが見所です。
「フィフス・エレメント」や「ニキータ」などの
強く美しいヒロインを描いた作品が好きな方たちには、
是非とも鑑賞して頂きたいです。