赤ちゃんを育てていると、いろんなことが気になりますよね。
特に最初のお子さんの時は、育児書に書いてある通りに行かないと心配になるのも無理のないことですね。
「赤ちゃんはねんねの時期、次に寝返り、お座り、ハイハイ。
そしてつかまり立ちして歩くようになります。」
なんて育児に書いてあると思いますが、時にはハイハイをしないでつかまり立ちをしたとか、
早くからハイハイしたけれどなかなかつかまり立ちもしないし、歩き始めないという赤ちゃんもいます。
「ハイハイをしないと足腰が鍛えられない」
なんて言う人もいますが、本当のところはどうなのでしょう。
ハイハイやつかまり立ちについて、調べてみましょう。
ハイハイより先につかまり立ち!?順番が違っても気にしないで!?
赤ちゃんは8か月ぐらいからハイハイをすると言われますが、
お医者さんの話ですと、
「ハイハイは歩くために予行演習のようなものですが、ハイハイしないでつかまり立ちしたり、歩いたりする赤ちゃんがいても、運動機能の発達にはまったく問題ない。」
とのことです。
ちなみに10%ぐらいの赤ちゃんは、ハイハイではなくズリハイから歩き始めるそうです。
また赤ちゃんによってはズリハイからつかまり立ち、あんよそしてハイハイというパターンもあるので、順番は違っても全く問題はないようですね。
ハイハイをしないのは発達障害かもしれない、というのは考え過ぎのようです。
ハイハイをしたからと言って全く発達障害がないということでもないので、ほかの機能もよく観察して判断するのが良いようです。
ハイハイしないと赤ちゃんにどんな影響があるの?ハイハイの重要性
ハイハイが運動機能を発達させることは、確かなようです。
腕や足の筋肉をつけ、バランス感覚を身につけるのにも役立ちます。
ハイハイをしない赤ちゃんに運動させたいならば、
- 低めのソファーに登らせる
- 幼児用の滑り台や遊具に登らせる
- ハイハイ遊びをする
などすれば、腕の筋肉をつけることもできますね。
家に物が多すぎてハイハイしなくてもなんでも手が届いてしまうので、ハイハイしない赤ちゃんもいます。
部屋を片付けて2畳分ぐらいでも赤ちゃんが自由に動ける場所を作ってあげたり、
児童館や子ども広場のようなところに連れて行って、動き回る機会を作ってあげたりすると、
ハイハイをするようになる赤ちゃんもいます。
まとめ
ハイハイは運動機能を発達させ、筋肉をつけるのに役立ちますが、
ハイハイをしなかったからと言って障害があるということはほとんどありません。
赤ちゃんの個性と考えて、温かく見守るのが良いようです。
ハイハイを促したいならば、ハイハイできる場所を作るか、広場などを利用するのが良いですね。
筋力が心配ならば、腕や足を使う運動をさせるのも良いでしょう。
育児書にとらわれ過ぎず、おおらかな育児をしたいものですね。