日本独自の仏教行事、お彼岸。
- 煩悩と迷いの多い人々がいるこの世…此岸(しがん)
- 修行を積むことで到達できる悟りの世界…彼岸(ひがん)
この二つが一番近づく日、それがお彼岸です。
つまりご先祖様にもより近づくことができる、大切な時期。
お仏壇や仏具の掃除、お墓参り、お供え物をします。
お墓参りはいつも都合の合う時に行っているけど、この日に行った方がいいという決まりはあるの?
そう疑問に思うこともあるかも知れません。
ですが、特にコレといった決まりがあるわけじゃないんです。
タイミングが重要!?彼岸の墓参りはいついくもの?
まず、お彼岸は一年の中で春と秋の二回あります。
- 春のお彼岸…春分の日を真ん中とし、前後3日の計7日間
- 秋のお彼岸…秋分の日を真ん中とし、前後3日の計7日間
お彼岸初日を「彼岸入り」。
ちょうと真ん中の春分・秋分の日を「中日」。
昼と夜の長さが同じになる日ですね。
この日は太陽の位置によって毎年違うので、事前にカレンダーなどで確認しておくようにしましょう。
そして最終日が「彼岸明け」です。
計7日間ありますが、その中でどこか1日お墓参りに行ければそれで大丈夫です。
やはり祝日である中日に行く人が多いですね。
ただその分混雑する可能性が高いので、都合のつく方はあえて中日以外に行くのもいいかも知れません。
ゆっくりと落ち着いた気持ちで行くことができそうです。
知らなかった!?彼岸の墓参りに行くべき時間帯とは!
それでは、お墓参りの時間帯に決まりはあるのでしょうか?
実はこれも、特に決まりはありません。
一般的には、早朝から午前中の間に行くことが多いでしょう。
朝からキレイにお掃除して手を合わせると、心も清々しく、スッキリした気持ちになりますね。
午後から行くのも間違いではありませんが、お墓参りの場所によっては時間帯が決められている場合もあります。
せっかく行っても中に入れず、お墓参りできなかった…なんてことは避けたいですよね。
事前に確認してから行くのが良いでしょう。
そして暗くなってくると視界も悪くなります。
できれば夕方になる前までに済ませておく方が無難かと思います。
まとめ
以上お彼岸についてと、お墓参りについてご紹介しました。
基本的に決まりはないことがわかったので、都合のいい時に行って大丈夫ですよ。
もしかしたら7日間あっても、どうしても都合がつかずお墓参りできない時もあるかも知れません。
それでも一番大切なのは気持ち。
ご先祖様に感謝して心の中で手を合わせる気持ちがあれば、その思いは必ず伝わります。
お彼岸の時期はもちろんですが、日ごろからそういった気持ちを忘れないようにしたいですね。