うなぎって美味しいですよねー!
あのかば焼きの匂いをかぐと、食べたくて食べたくて。
土用の丑の日にうなぎを食べれば精がつく!
と日本人にとても馴染みの深い魚ですが、
うなぎのことについてどれぐらい知ってますか?
うなぎは淡水魚として知られているんですが、実は産卵・孵化は海で行い淡水にさかのぼってくる魚なんです。
すごいですよね!
うなぎについて知らないことたくさん!
では、うなぎの稚魚って名前が違うのは知ってましたか?
それって名前なの?うなぎの稚魚が「のれそれ」と呼ぶってホント?
南の海で産卵・孵化された稚魚は、5センチほどの平べったい透明な生物になります。
それを「のれそれ」と言います。
でもこの「のれそれ」というのはうなぎだけに限りません。
アナゴやハモなど他の生物の小魚も総称して「のれそれ」と呼びます。
聞いたことがある人や、和食屋さんやお寿司屋さんで実際に食べたことがある人もいるかと思います。
その後、のれそれは日本沿岸まで黒潮にのって北上し、成長します。
それが「シラスウナギ」と言われる稚魚です。
つまり「のれそれ」とはシラスウナギになる前段階。
その後5年から10年かけて成魚になり、また海に戻り産卵を行います。
日本でシラスウナギが見られるのは鹿児島や静岡の川でそれを養殖業者が買い、養殖します。
ちなみに私たちが口にするほぼ100%が養殖物で、天然ものはなかなか市場に出回りません。
想像ができない!うなぎの稚魚ってどんな価格がついてる?
天然もののうなぎがほとんど出回らないことから分かるように、シラスウナギの数もかなり減少しています。
それはシラスウナギの乱獲が進んでいるから。
そう考えると、
シラスウナギの値段も高いんじゃないか?
と想像がつきますよね。
うなぎの値段が毎年どんどん上がっていくのからも分かるように、
実際にシラスウナギの価格も高騰しています。
1990年ごろまでは100g800円。
最近では100g1000円を超えていると言われています。
一時期、100g600円に値下がりましたが、そのわけは海外から稚魚が輸入されるようになったから。
しかし海外の稚魚も乱獲によりだんだんと減少しています。
現在の技術では、稚魚を捕まえてから成長させるしかありません。
稚魚が少なく値段が高い以上、うなぎの値段も毎年高くなっていくこと間違いなしです。
まとめ
美味しくて夏になると食べたくなる、うなぎ。
でも元から高級品なのに毎年少しずつ高くなっていき、
うなぎをお腹いっぱい食べるのはだんだん難しくなっていきますね。
稚魚からではなく卵から養殖する技術が確立されることを強く望みます!