お墓参りの時にするあことといったら、「お線香をあげる」ではないでしょうか。
お墓参りの時、あなたは線香を何本立てますか?
実は、これは宗派によって違うんですよ。
曹洞宗・日蓮宗は1本、浄土真宗は1本を半分に折る、浄土宗は1~2本、天台宗・真言宗は3本…。
ところで、お線香の持つ役割をあなたはご存知でしょうか?
結構知らない人も多いんじゃないでしょうか?
今回は、日本人なら知っておきたいお線香について取り上げてみました!
お墓参りのお線香に込められた意味とは!知らないを恥をかく!?
お墓参りのときのお線香には、3つの意味が込められているんです。
1つ目は、「故人の食事」。
お線香がご飯?!
…ってちょっとびっくりしてしまいますが、実は人間は死んだあとには香りを食べて暮らしていく、と言われています。
ですので、お線香はできれば故人の喜ぶ香りを選びたいですね。
わたしは甘いものが好きなので、バニラフレーバーのお線香を希望します…!!
2つ目は、「故人とのコンタクト」。
お線香の香煙によって、わたしたちは心を故人と通わせることができるんだそうです。
お線香をあげるとき、心の中で故人に話しかけてみましょう。
香しい煙に乗って、わたしたちの思いは届けられますよ!
3つ目は、「自分自身を清める」。
お線香により、お参りする人自身を清浄するという意味もあります。
線香の香りで私たちの匂いが消えるように、俗世で汚れてしまった心と体を、線香の香りがきれいに清めてくれるのです。
お墓参りに線香なし!失礼にはあたらない?
お線香には上記のような大切な意味があります。
ですので、お墓参りのときには、もちろんお線香がある方がよいでしょう。
そうはいっても、急なお墓参りだったりしてお線香を持参できない場合もあります。
最近は家庭や社会のあり方の変化により、お寺の方もこのことについて寛容になってきているようです。
「線香がなくても、まずはご先祖様に手を合わせることが大切」
という考え方が、徐々に浸透してきているようです。
お線香がない場合、墓前で故人に、
「今回は止むを得ない事情でお線香をあげられませんが、またきちんとあげに来ます!」
と、伝えておきましょうね。
きっと故人も理解してくれますよ!
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まとめ
お墓参りの時、何気なくあげているお線香には、実は大事な意味があったんです。
ご先祖様の食べ物であり、私たちとご先祖様をつなぐ役割もあり、さらにお参りする側を清めるものであります。
もし今回どうしてもお線香をあげられなくても、次回にはきちんとあげましょうね!