あるお集まり、読書の会で出会った70代か80代前半らしい年配の女性です。
Yさんとしますね。
はじめは普通に思えたんですが、接触が増えるにつれて、おかしいなと思う言動が多くて困りました。
年配の方によくある、思い出せなくて、ほれ、あれ、あれ、とおっしゃるので、こちらも一緒に考えて、あ、あれですか?というと、当たると大喜びするんですが、違うと本気で機嫌悪くなるんです。
これって、ただの相槌ですよね。
普通ならば、いえ違うのよと、会話が進んだりするんですが・・・。
言っていいことと悪いこともわからないらしい
この読書の会では、毎回誰かがお菓子作ったり、貰い物を持ってきたりしたのをみんなでいただく、ティータイムがあるんです。
このときも、貰い物の果物をケーキに入れたのが出されました。
懸賞で当たった果物だと、その人の説明を聞くと、なかなか当たらないのによく当たるんだねえという話になりました。
Yさんは、それを受けて、自分の友だちが懸賞で旅行に当たって楽しんで行って来た後、すぐ病気になって亡くなった。という話を、嬉々として話していました。
懸賞で当たった人は、それってひどい、と小さな声で言っていましたが、Yさんは動ぜず、「果物ぐらいで、あんた!」と慰めるつもりでしょうが、そう言いました。
でもね、今、ご馳走になっている果物ですよ、それを果物が当たったぐらいで死なないよというつもりでしょうが、ここで言っちゃいけないでしょう、いくら年上でも、なんだかおかしいなと思いました。
言っていいことと悪いことがわからないらしい その2
懸賞で当たった話の後は、他の人が会社の検診があるという話をされました。
Yさんは、自分は健康診断はパスするんだ、なぜかというと、今まで元気だった友達が検診でがんが発見されてあっという間に亡くなったから、という話をするんですね。
会社の検診があるという人は、糖尿病の持病もちなので、私もさすがにドキッとしてそちらを見たらちょっと暗い顔をしていました。
Yさん、その場を凍らせるような発言を連発しても、やけに明るくて、その場の空気が読めないようでした。
Yさんは、また、立ち話のときには、側にいる人をバンバン叩きながら話すのですが、私もそれをやられると嫌なのでそっと離れるのですが、またくっついてきてバンバン叩かれて困りました。
本当に相手の気持ちがわからないみたいでしたね。
誰もいないところで挨拶したら無視された
とにかく、相槌を打ったつもりで、
「ええっと、あそこ、どこだっけ?」「〇〇ですか?」「違う、そんなとこやないっ」
「雨が降ったら歩くの大変だけど、お天気で良かったですね」さえも、「私は(登山が趣味だから)、雨くらいなんともないでっ!」
と本気で怒る人なので、私もだんだん相槌を打つのをやめました。
そんなある日、読書の会へ行くと、まだ誰も来ていなくて、Yさんだけでした。
ドアを入るとそこのソファーにYさんが座っていたので、私はおはようございますと挨拶したんですが、Yさんは、本を音読しているのか、独り言を言っていたのか、ぼそぼそと声はするのに目も合わせずに無視されました。
その後、読書の会の部屋で一人でいたら、Yさんが入ってきましたが、まったく知らん顔でした。
その場に他の人がいないから私なんて挨拶する価値がないんだなと思いました。
まとめ
最後の挨拶をされなかったときも、もう一人の人が来られた時には普通に挨拶されていました。
自分がよく思われたい人の前では健常者のようにふるまう、そう思われるように演技しているような。
そうでないとき、どうでもいい人の前ではしんどいので、まったく演技していないように見えます。
他でもそういう人を何人か見たことがあります、そのときは落ち込んだけど今はそういうことなんだとわかります。
困ったものだなあと思いましたが、その後、色々あって読書の会がなくなったのでYさんと会うこともなくなって、心からほっとしています。
あくまで個人的な意見ですが、本当にツライ時間でした。
お年寄りには、今までの長い人生で様々なことがあったのだと思います。
でも、言っていいことと悪いことはあるんじゃないかな・・・と思った今日この頃でした。