突如、中国人民解放軍が与那国島や波照間島に上陸し、同島を占拠することから始まる物語。
その時、日本はどう対応していくのか?
果たして日本の自衛隊はこの不法占拠に対して対抗措置を取ることができるのか?をかなり真面目に考えさせられる内容です。
実際に起こる可能性も否定できない世界情勢を考えた物語です。
第64ソーティー 劉 長龍
中国海軍の北海艦隊と海上自衛隊第5護衛隊群との艦隊決戦を前に、迫りくる台風。
海上自衛隊の艦隊は既に台風の暴風圏区域より離脱し、中国海軍の動向を監視しています。
中国海軍は新鋭空母広東を旗艦とした6隻の艦隊が迫りくる大型台風に挑むシーンから始まります。
中国海軍は艦隊創設から日が浅く、艦隊運営能力が低いと世界から見られており大型台風を乗り切る事で艦隊運営能力を誇示する目的があります。
一方、波照間、与那国に上陸した陸上自衛隊は村民開放に向けて作戦行動を起こしています。
海上自衛隊と航空自衛隊の3つ巴の作戦展開。
先に上陸した尖閣諸島では海上自衛隊の活躍で撃退に成功。
波照間、与那国も同じように成功するのか?
緊迫の幕開けです。
第65ソーティー 防風雨圏 第66ソーティー 決戦の構図
中国北海艦隊が迫りくる台風に向け1直線に航行し暴風圏にと突入していきます。
風速70メートル級の大型台風です。
空母広東サイズならともかく、随伴航行のフリーゲート艦には操艦による対応が迫られる中、1隻の艦に被害が発生し浸水しますが、中国海軍はみごとにダメージコントロールを行い、全ての艦が無事に台風を乗り切って行きます。
これにより中国海軍の艦隊行動能力の高さを世界に誇示することが可能となり、いよいよ艦隊決戦に向けて駒が動き始めます。
海上自衛隊もあらゆる情報から対応策を考え対向手段を整えていきます。
緊迫の幕開け。
政治的解決を失った日本が選ぶ戦後初の艦隊決戦、時代の移り変わりと共に変わる装備などが見ものです。
第67ソーティー奇襲 第68ソーティー紅蓮の空
台風を潜り抜けた中国海軍、旗艦空母広東より艦載機が発艦。日中艦隊決戦の火ぶたが切られます。
対する海上自衛隊は旗艦に空母いぶき(実在無し)イージス艦ちょうかい、あたご、護衛艦ゆうぎり、あまぎりと4隻の艦隊です。
中国軍機が海自艦隊に向けて飛んでくると思いきや、突如として方向転換を行います。
行先は宮古島。
宮古島には下地空港があり其処には航空自衛隊那覇基地に所属するF35航空隊が艦隊支援として待機しています。
慌てて緊急発進するも1機のみが離陸し残りは地上で破壊されます。
パトロール中のF35と援護攻撃を仕掛けますが中国機4機を撃墜し下地空港は燃料施設も破壊され使用不可となります。
また直ぐ近くにある宮古空港も滑走路を破壊され使用不可となります。
まとめ
実際にこのような事が起きた場合、日本はこの漫画のように自衛隊を駆使して対抗することが出来るのでしょうか?を真剣に考えさせられる内容です。
また現実的な内容で極端な夢物語ではないのが一層、リアリティーを感じさせますね。