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映画「パンとバスと2度目のハツコイ」は、

2018年の2月17日に劇場公開された今泉力哉監督によるラブストーリーになっております。

 

「知らない、ふたり」「鬼灯さん家のアネキ」などの独特な感性によって創作活動を続けている、若手映画作家による作品になります。

 

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ストーリー紹介(ネタバレなし)

市井ふみは長年にわたってお付き合いをしてきた彼氏との結婚に対して、今一歩踏み出すことができません。

勇気を振り絞ってプロポーズをしてくれた彼の言葉を受け止めることなく、別れを決意してパン屋さんでの仕事に打ち込んでいました。

 

そんなふみにとって中学生時代の初恋の相手にあたる湯浅たもつは、妻の浮気が原因となって独り身となってしまいました。

ある日突然偶然にも再会したふみとたもつは、次第にお互い惹かれ合っていきます。

 

恋愛に対して極端に臆病なふみに対して、思わせぶりな態度を取りながらもたもつはなかなか打ち解けていくことが出来ません。

一向に進展しないふたりの関係性が、ある出来事をきっかけにして徐々に動き始めていきます。

 

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魅力的な主演のふたり

2016年に人気のアイドルグループ「乃木坂46」を卒業した、深川麻衣が女優として新たな才能を発揮している作品になります。

ヒロインの市井ふみに扮して披露する、体当たりの演技と多彩な表情が可愛らしかったです。

 

軽度の緑内障を患っていて視野の一部分が欠けているために、大切な人との間にも微妙な距離感を感じている様子には印象深いものがありました。

恋愛模様を拗らせて周りの人たちを振り回していく姿にも何処か憎めないものがあり、不思議な愛着が湧いていきます。

 

三代目JSoul Brothersのメンバーとして活躍している山下健二郎が、別れた妻に未練たらたらな湯浅たもつの役にキャスティングされているのもイメージがピッタリはまっていました。

 

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映画を見た個人的感想

オープニングショットでお客さんにフランスパンで頭を殴られてしまう、ヒロインの市井ふみが衝撃的でした。

離婚した後も自分を手ひどく裏切ったはずの妻のことを忘れられずにいた湯浅たもつと、

お互いに足りないものを埋め合わせするかのように交流していく姿には心温まるものがありました。

 

ささやかなスケッチのような映像や、ありふれた日常生活やエピソードの中にも深いメッセージが込められていました。

緑内障を言い訳にして1番近くにいる人と向き合ってこなかったふみが、初めて愛する人を直視する眼差しが印象深かったです。

自分のことさえ決めることが出来なかったふみが、何時しか他の誰かのために大きな決断を下していくシーンが感動的でした。

 

まとめ

かつて国民的なアイドルグループに所属していた女優さんと、今をときめくダンスパフォーマンス集団で活躍する俳優が、スクリーンの中では自然体で演技を披露していたので共感出来ました。

仕事や恋に臆病になっている、若い女性の皆さんにはお勧めな作品です。

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