私は30代IT関連職です。
同じグループに、致命的なミスに対しても、つまらないことに対しても、長い時間かけて説教するのが好きな主任がいます。
グループメンバー全員が説教された経験があって、主任がいないときには、あれこれ愚痴を言っています。
絶望的に話が長い~そのせいで残業もしばしば~
主任は、普段は黙々と作業をするタイプなのですが、部下がミスをしたり、息抜きの雑談に加わってきたときに、とにかく話が長くなります。
特にミスを指摘するときは絶望的な長さです。
例えば、これは私の体験談なのですが。
お客さんに提出する資料にミスがあったとき、最初のうちはまともにミスの指摘をしてくるので、こちらも謝罪しつつ聞いていました。
ミスの指摘が終わりそうだったので作業に戻ろうとすると「ちょっと待って」と呼び止められ、そこから「絶望」が始まります。
まずは普段の仕事のクオリティについての話が始まります。
この辺りまでは、思い当たる面もあるので、それなりに聞いているのですが・・・。
主任は「目的と手段」という言葉が好きなようで、私の仕事のやり方について、毎回「目的と手段を履き違えているのではないか?」と言ってきます。
流石に私もその点は経験上理解しているつもりなので反論すると、「そもそも目的というのは・・・手段というのは・・・」という、哲学的な議論が始まってしまいます。
多少バリエーションはありますが、だいたいこういうパターンです。
こうなってくると、もう、「はい、はい」としか私としては言いようがありません。
そして、その時間ですが、なんと2時間。
主任の説教が最初の15分で終わっていれば仕事もすぐに終わったはずなのに、おかげでお客さんへの資料提出が遅れてしまい、さらに怒られるはめになりました。
だんだん話が脱線していく
先ほど、主任は「目的と手段」という言葉が好きだと書きました。
これが仕事のことなら良いのですが、「今それ言う?」という方向に脱線したこともありました。
どのような脈略だったかはあまり記憶にないのですが、「目的を明確に意識しなければ、それを実現する手段には意味がない」という趣旨の話の中で、「逆に手段ばかりに固執していると目的を見失う」という話も出ました。
これ自体はごもっともなお話だと思います。
ところが、そこで話は終わらず「例えばA国が石油利権を獲得するためにB国と戦争するのは、手段として正しいと思うか?」という質問をされました。
私としてはそれなりに意見はあるものの、仕事とは無関係な話です。
その後、主任の考えを、また絶望的な時間聞かされ、その日に終わらせる予定だった仕事も終わらせられませんでした。
他にも、製造メーカーの方針について、気がついたら主任の考えを長々と話されていありました。
説教のせいで残業が増える
主任の説教があった日は、ほとんどの確率で残業になります。
時間がとにかく長いので作業できないのです。
初めはきちんと残業を付けていました。
すると、主任の上司に当たる課長から「残業が多すぎる」という指摘を受けたので、正直に話しました。
しかし主任の説教は続きました。
そのうち時間をごまかして勤怠を付けていたら、今度は課長に「よく残ってるのになんで残業を付けないんだ?」と怒られました。
再度事情を説明すると、課長から主任に話してくれることになりました。
それでも主任の長い説教は止まりません。
再び律儀に残業を付けていたら、、とうとう残業のしすぎで追加の健康診断を受けるはめになってしまいました。
それ以降、主任の説教で残業を付けた日は、課長に報告して、その分、別の日にフレックスタイムで早く帰らせてもらえるようになりました。
まとめ
長くて脱線の多い説教は、聞いている側もだんだんやる気を失いますし、何より仕事に重大な影響が出ます。
ミスをして怒られるのは自分の責任ですが、何がどう悪かったのか、改善点は何か、的確に短時間で指摘してくれる上司を切望します。