「おたべと八ツ橋ってどう違うの?」
京都のお土産の代名詞と言ってもいいくらいのお菓子である八ツ橋ですが、
‟おたべ“でしょ?と思っている方も多いと思います。
ですが、実は、違うのです!
その違いはズバリ!
おたべは、生八ツ橋に、餡子を包んだもの。
八ツ橋は、お餅だけのものを指すのです!
それでは、八ツ橋のルーツ、カロリー、そして値段はどのようなものだったのでしょうか?
八ツ橋の始まりは江戸時代のことです。
生前、とても節約家で知られた箏奏者の八橋検校。
残って硬くなったご飯を集めて、お煎餅を作っていたという話があります。
八橋検校を偲んで、その箏(そう:日本の伝統楽器)の形を模して作ったのが、始まりと言われています。
えっ?あんなに柔らかい八ツ橋が箏?
と思うかもしれませんが、八ツ橋の初めは、米粉やニッキ(シナモン)を使って、
固く焼いたせんべいのようなお菓子。
いわゆる‟焼き八ツ橋“だったのです。
柔らかいお餅のようなタイプは、“生八ツ橋”と呼ばれています。
‟おたべ“は、『株式会社美十』という会社が作った商品で、生八ツ橋にあんこを包んだものです。
今では、チョコや、抹茶など、色々なバリエーションがあり、
季節限定の物も人気になっています。
けっこう差がある?おたべと八ツ橋ってカロリーが違うの?
甘いのも大好き!でも、女性が気になるのは、やっぱりカロリーですよね。
- 焼き八ツ橋(1枚) 約12kcal
- 生八ツ橋(あんなし 1枚 約20kcal
- 生八ツ橋(あん入り 1つ 約65kcal
『おたべ』は、商品名なので、生八ツ橋(あん入り)と同じです。
おいしくて、気が付いたら…ということになりそうですが、
ちょっと気を付けたいですね。
似通ってるような?おたべと八ツ橋の値段ってどっちが高い?
お土産にもぴったりな八ツ橋、おたべですが、名前が違うだけで、
値段も違うのでしょうか?
ここでは、定番のニッキ味で、餡子入りでご紹介します。
メーカーによって多少、ばらつきはありますが、
- 焼き八ツ橋 30枚 ¥500~¥600
- 生八ツ橋(皮のみ) 24枚 ¥500~¥600
- あん入り生八ツ橋 10個入り ¥500~¥600
おたべは、上記の通り、『美十』が作っている商品名で、
製品としては、あん入りの生八ツ橋と同じものです。
値段も、同じくらいのようです。
まとめ
おいしくて、昔から変わらない優しい味の八ツ橋。
名前の違いや、その始まりを知ると、もっとおいしく感じる気がします。
あま~いあんこを包んだおたべのほうが良いかというと、
お餅だけの八ツ橋も捨てがたい!
最後に、八ツ橋は和菓子ですが、ニッキの香りがコーヒーとも相性ばっちりです。
どうぞ、お試しあれ!