年齢の高い方の多い集まりに参加したときに居た、
60代と思しき女性のことです。
仮にAさんとしましょう。
けっこう大柄で
声も態度も大きかったのですが、
第一印象は
悪い人ではなさそうでした。
ですが、
その集まりで何度か会って話をするうちに、
いわゆるちょっとイタイ人であるとわかりました。
嫌韓国、嫌中国の話が得意
桜の名所の観光スポットが近くにあり、
最近は外国人観光客も多く、
とても賑わっています。
しかしAさんには
それが気に入らないらしく
「中国人に桜の美しさがわかるわけない、
そんな人に来てほしくないわっ！」
と怒鳴り始めたのです。
Aさんの友だちの勤める工場でも
中国人の若い女の子がおしゃべりばかりしていたり、
トイレのスリッパの脱ぎ方が悪いなどと、
なぜか私を睨みながら話すのでとても困ります。
私は、
遠いところから外国へ出稼ぎに来ているので、
たまに母国語でおしゃべりしてもいいじゃない
と思いましたがそんなことは怖くて言えません。
こんなことは、
私に言うのではなく
工場の方で彼女らにもわかるように
規則の大事さを教える工夫が
足りないだけのことだと思うのですが、
国籍の違いにされてはたまらないです。
他にも
前国連事務局長が日本が嫌いで、
日本の悪口を言っているから、
ドイツの首相が日本を嫌っているんだとか、
アメリカでアメリカ在住の韓国系の子が
日系人の子をいじめるなどと、
毎回、私を睨みながら話してきます。
どう答えていいかわからないですが、
なんとも言いようのない不快感がありました。
今どき、日本が特別だと思っているらしい
他の人に聞くと、
バラエティー番組で見たことそのままを
話してるんだということでしたが、
私はいい話をしてみようと思い、
外国で日本人がよくしてもらった話をしてみました。
するとAさんは、
なぜか得意そうに微笑んでいるんですよね。
あなたが褒められたんじゃない
と言いたかったです。
そしてある有名な韓国の野球選手が
日本のプロ野球チームへ入団して、
優勝に貢献しチーム内でも尊敬されていたことや
差別ではなくコミュニケーションの問題だと、
自ら日本語を覚え
通訳にダメだしするほどになったことなどを
話してみました。
ですがAさんは聞き終わってから
プロ野球には在日選手が多い、
在日の人の日本名は～
なんであんな国～
と、嫌韓国の話に戻ってしまいました。
思わず、
「今私が話したのはなんだったの！？」
と脱力しました。
他にも、
和食は日本の水でないと本当の味にならないから
外国では作れない、
外国人に和食の味はわからない
なんて、今どきなにを言ってるんだ
というような話もしていました。
どれもそれぞれ何回も聞いたし、
もううんざりです。
他の話もかならず最後は否定する
Aさんは、
ガラケーからスマホにチェンジしたいけど、
なんとか安く上げたいので
格安スマホなどを調べていると言っていました。
私はあるスーパーの入り口で、
格安スマホの説明をしてましたよ
と「情報」を教えたつもりでした。
普通の人はそこで、
「ありがとう、行ってみるね」
で終わりなんですが、
Aさんは「だからなあ！」と、
洗い物をしている後ろ姿で、
こちらを振り返りもせずに怒鳴りました。
もっと詳しいことが知りたかったか、
いつもの格安と言ってもどう安いのか
という話をしたかったようです。
別の日に他の人たちと
ネット懸賞が当たったという話をしていると、
Aさんが話に入って来るので、
私はインターネットをしていないAさんに気を使ったつもりで、
「はがきでも応募できますよ」と言ったら、
たちまち「はがき高いやろ！」と怒鳴られました。
また、うちの家庭菜園で
フルーツトマトが出来たという話をして
盛り上がっているのに、
向こうの方にいたAさんが大声で
「フルーツトマト高いやんか！」と、
なぜか睨まれました。
他の人が
「この人が作っているのよ」というと、
バツが悪そうな顔でまた睨まれました。
Aさんの睨んだ顔は、
本当にとても怖いんです。
世間話的に食べ物の話をしても、
たとえばお寿司ならば、
自分はわさびが嫌いだとか、
牛肉が嫌い、鯖は当たったからダメ
などと盛り下げる話になっていくので
なにを話しても後味が悪かったです。
まとめ
Aさんは、
私だけでなく他の人の話も
聞いていないんです。
今の時期は菌が心配なので、
消毒液をキッチンに置けばとAさんが最初に話すと、
この集まりのヘッドの人が、
「いえ、もう置いてありますよ」と言って
普通ならそこで話が終わります。
ですが、しばらくすると
「消毒液を」「だから、置いてあるんですよ」
というやり取りを何度かしているのを聞きました。
「年のせい」というにはちょっと早いし、
ご苦労されてきたようなのですが、
とにかく嫌中国、嫌韓国の話は
聞くに堪えないのです。
集まりに行くのをやめようかと思っていたら、
私の知らないところでなにかあったらしく
Aさんが来なくなったと聞いてほっとしました。
愚痴っぽい内容になってしまいましたが、
こんな人もいるんだな…
としみじみ思った次第です。
あなたの周りにも、
ちょっと困った人はいませんか？
