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親戚のおばさんです。

とにかく、競争意識が激しい人でした。

 

いわゆる教育ママで、自分の子供たちといとこにあたる子供たちを比べたりするのは当たり前でした。

それに普通の会話中でも、自分の立場を忘れて感情を抑えられず怒鳴り出したりして怖かったです。

 

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甥が進学校に入って息子が受験失敗したときの反応は

おばさん一家が私立中学の進学校へ進むのが盛んな地域へ転居したのが、子供たちが小学生の頃でした。

おばさんの夫は学校関係者でしたが、それまでは伸び伸びと成績もよく暮らしていたのに、進学となれば小学生でも受験勉強をしなくてはいけません

それがうまくいかなかったようでした。

 

小学3年生から始めなければいけなかったのに、自分のところは4年生からだったと言い訳たらたらでした。

(受験は6年生のときにするものなので、どう考えてもいいわけですよね)

 

結局、おばさんの息子は塾のすすめで受験そのものをやめました。

そして、おばさんの甥で、息子と同い年の子が、無事進学校に合格したときは、大泣きで姉に電話してきたそうです。

 

おばさんの姉は、慰めるしかなくて、おばさんの息子は優しくてとても性格の良い子だったので、

あの子にはあの子の人生があるんだから、気にしなさんな

と心から慰めたんだそうです。

 

でも、おばさんは何を思ったか、

「なぐさめはいらんっ!」

と、電話をガチャ切りしたということです。

なぐさめてもらうために電話してきたんじゃないのかね~?と、おばさんの姉苦笑いでした。

 

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ケーキ作りの手伝いしたとき

おばさんは、ケーキ作りが得意でした。

といっても、けっこうアバウトでした。

 

生徒さんに配るからと、大量生産するマドレーヌを作るために、私とおばさんの娘(当時中学生)が、二手に分かれてボールに入れた材料を混ぜる役でした。

ケーキには薄力粉とベーキングパウダーを入れます。

 

私はテーブルの上に包装紙を広げて、そのうえで薄力粉をふるいにかけていました。

おばさんは、はがきの上にアバウトに測ったベーキングパウダーを大量に持って来て、私の持っているふるいにどさっと入れました。

ぜんぶで一袋、1kg分の薄力粉をふるいにかけました

 

そしておばさんは、なんと「上から好きなだけとってちょうだい」と薄力粉の山を見て私に言いました。

きっちり2等分するべきところなんですがね。

 

それと、全体に混ぜなくてはいけないベーキングパウダーが、薄力粉の山の中心に固まってふるってあることを思い出して、

「それではベーキングパウダーが混ざってないですよ」

と、私は言いました。

 

するとおばさんは、なぜかものすごくムッとした顔をして、

「これでどうだっ!」と怒鳴り、手刀で薄力粉の山をふたつに分けました。

 

いや、それでも500gずつとはならない、ちゃんと測ってもう一度ふるいたい

と思いましたが、こわいので黙って従いました。

結果的にマドレーヌは膨らみ成功しましたが、おばさんは「自分が作ったオリジナル」とにっこり笑って言い、私はなんだか脱力しました。

 

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わんこの飼い方もなんだかな

おばさんのところで飼っているわんこは、真夏に生まれた子でした。

今はどうなっているか知らないけど、当時は夏生まれで一度蚊に刺されれば、毎日飲むフィラリアの薬は効果がないと言われていました。

 

が、おばさんのかかっている獣医さんは、血液検査をしたから大丈夫と毎日飲む薬を勧められたということでした。

私はどちらかというと慎重で几帳面ですが、一日でも忘れたらアウトの薬を続けられるかというとちょっと考えます。

 

おばさんはアバウトな人だし、よく一家で実家に泊まりに行くので、わんこの食事が出ない日もあるのです。

それに費用の面もあり、私はおばさん側に立って考えて話したつもりですが、おばさんは意地になってしまって、

「血液検査って血の一部だから、とった血以外に虫がいればわからないんじゃないの?」

(それなら血液検査の意味がないでしょうが)

と、獣医さんの肩を持った挙句に、

実家へ泊りに行くと一日エサなしで薬が飲ませられないことについては、

「前の日の朝にあげて、帰って来た日の夜にあげればいい」

(薬の服用ってそういうことじゃないと思うんだけど)

と怒鳴られたので、もうお手上げでした。

 

そしてそして、わんこのエサに入れて薬を飲ませることになったのですが、1週間もたたないうちに、

「あれ?昨日入れたかしら~?」

だって・・・。

 

まとめ

おばさんは、普通に会話していても、なにか私が地雷を踏んだらしくて、急に激高して怒鳴りだすこともありました。

それに怒鳴らなくても、言葉が同時に出て重なると、相手が黙るまで声のトーンを上げてねじ伏せるように体も前倒しにして迫って来たものです。

 

電話でもがなり立てていて、人が来たのでと言って受話器を置いて戻って来ると、聞いていなかったのか、まだ話していたこともありました。

この人としばらく会っていませんが、もう二度と会いたくないです。

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